今日は大晦日!2022年も残すところ、あと1日となりました。あっという間でした。
そこで、宿と暮らしのことを中心に一年間を振り返っていきたいと思います。
一年間の振り返りともなると、記事のボリュームが大変なことになり記事を書くのも大変です。
「朝山家」の反省とこれからについての備忘録としての記録です。
宿のハード面(古民家改修)のこと
4月の末にバタバタとオープンした民泊「朝山家」。
1月〜3月は正式オープンのギリギリまで改修作業に追われていました。
寒い中でのDIY。2階のプライベートスペース作りや
什器づくりに追われ、ひとまずは最低限の準備を整えるに至りました。
※完全に自分1人の判断で作ったのではなく、大工さんなどの意見も聞いて作りました。
DIYで2Fにロフトを作った
お客さんを迎えるにあたって、宿泊者のスペースは完成したものの、
私たち夫婦の過ごすプライベートスペースがありませんでした。
そこで、平家に2階を作り、ロフトを2部屋DIYで新しく作りました。
↓完成した2階のプライベートスペース↓
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曲がりくねった梁の上に水平に床を作るのは大変。
しかも古い家なので、寸法が狂いまくっているので普通のDIYより難易度が高めでした。
写真:2階に水平な床を作る様子
写真:壁と天井の下地を作る大工仕事の様子
写真:完成した下地(床と壁)
写真:完成した下地(天井と廊下)
写真:内装を貼っていく様子
写真:内装材を貼り終えた様子
写真:研磨作業で梁を綺麗にする様子
写真:漆喰をぬる作業を手伝う妻
写真:吹き抜けの左官作業(足場の梯子もDIY)
写真:吹き抜けの左官作業(下からみた様子)
写真:吹き抜けの左官作業(上からみた様子)
靴箱やパンフレットスタンドなど什器・家具を作った
玄関の構造上、靴箱のサイズが既製品のものでは配置できず。
古民家の内装に合う古材を使って靴箱を新しくDIYしました。
また、トイレのドアが経年劣化をしていたので新しく作り直しました。
防音仕様で作ったことで快適になりました。
また、ウッドデッキなど暮らしが豊かになるような、
ちょっとしたものづくりをたくさんしました。
写真:完成したトイレのドアなど
写真:古材を使ったインテリアと寸法にあう靴箱をDIY
写真:防音のトイレドアを作る様子(窓も作ったよ)
写真:正面玄関の上がり框(踏み台)を切り出す様子
写真:古材を使ったモザイク柄のパンフレットスタンドのDIY
写真:清潔感のあるトイレに!
写真:手作りした竹炭の床下調湿材を、床下に防湿シートを敷き設置する様子
写真:トイレの水漏れの修理作業
写真:DIYで作ったパンフレットスタンド
廃墟の付属建物の再生に着手した
母屋の再生はほとんど完成し、次はいよいよ物置小屋として使っていたという
ボロボロの小屋の再生に取り掛かりました。宿を運営しながらのDIYだったのでなかなか進まず。
来年は少しずつこの建物を再生し、活用できるようにしたいと思っています。
朝山家の暖簾をDIYした
DIYで宿の入り口にかけるのれんを作りました。デザインはシンプル。
麻布で、すっきりとした和のれんです。塗装か?染めるのか?などなど
朝山家のロゴマークをつける方法で悩みましたが、
実験的に様々な方法で試した結果、「シリコン」系の塗料を使うと
にじむことなく、しっかりと麻布にのることが分かりました。暖簾作りは人生でそう何回もすることがないことだと思い、完成した際にはすごく感動しました。
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宿の体験メニューを作った
田舎暮らしの夢でもあったニワトリを飼うことができました。
改装で不要になった古材や余り物の木材や建材を活用して、
ニワトリ小屋を一からDIYで作りました。
宿泊のお客さんにもニワトリの卵採り体験をしてもらい、
採れたての卵を朝食にする体験は大人も子どもにも大好評でした。
また、渓流釣りなどの自然体験メニューも来年に向けて企画しました。
ニワトリ小屋を一からセルフビルドした
ニワトリ小屋のDIYの作り方は記事にして記録してあります!
作った過程を基礎作り編まで書き上げたのですが、
肝心の棟上げの様子など、書けてない記事がまだあります。
棟上げの様子なども今後また記事にしたいと思っています。
↓今まで記録できているニワトリ小屋のDIYブログ記事はこちら↓
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方〜設計編Part01〜
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方〜DIY設計編Part02〜
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方Part03〜設計・基礎づくり編〜
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方Part04〜基礎作り道具編〜
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方Part05〜基礎作り1日目〜
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方Part06〜基礎作り2日目(完成)
食の体験!料理のレパートリーを増やした
鹿肉のローストをメインにしていたのですが、
「イノシシ肉のワイン煮」を新メニューに加えました。
そして、ジビエが苦手だからという方のために、
「チキンの燻製レシピ(付けダレ若鶏の燻製)」も新メニューに!
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↓イノシシ肉のワイン煮↓
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1日1組限定だからこそ、手間隙かけて準備することができました!
地域の猟師さんにも感謝感謝です!
料理の器にもこだわった
せっかく田舎の食の体験をしてもらうのだから、器にもこだわりました。
「料理が引き立つような器が良いよね!」
という話になり、宿で使う備品(コーヒーカップ、お茶碗など)を直接日田市まで行って選んできました。
関連記事:【宿のこと】大分県日田市「小鹿田焼」を買いに行きました!〜宿で使う器〜
大分県の良さを知ってもらい、日田市にも観光に行ってみてほしいと思います。
渓流釣りの体験を企画した
筆者は渓流釣りが好きで、ヤマメやアマゴを釣りに源流へ行くのが毎年の楽しみです。
釣りをする中で、釣れなくとも渓谷や自然美を楽しむことができるし、
早朝の渓谷はとても気持ちが良いしリラックスできます。
そんな話をお客さんとする中で、
「渓流釣りの体験プランがあったらぜひ参加したい!」
というお話をいただき、朝山家で企画することにしました。
企画が固まれば、来年以降にスタートさせたいと思っています。
【渓流釣り体験】渓流釣りのプランを企画するべく、大野川水系の河川調査に行ってきた!
【渓流釣り体験企画】渓流釣りの餌選び!竹田市の釣具屋に餌を買いにいきました!
【渓流釣り体験企画】渓流釣りのレンタル品選び!竹田釣具センターで道具を見積もり!
移住者や空き家所有者のために調査や対策をした
「朝山家」の宿泊の目的の中に豊後大野市や竹田市に移住を考えて遊びにきてくださる方も。
豊後大野市には現在お試し滞在施設がないため、朝山家がその一部としての機能を担えることができました。
2022年はDIYで空き家を改修した経験より、「NPO法人空き家サポートおおいた」のサポーターとして豊肥エリアでの活動もさせていただきました。
内容としては、住みたいエリアの特徴の紹介や空き家を手放したい方のお家の相談に乗ったりさせていただきました。
家庭菜園をして食の自給率を上げた
私たちの食の自給率をあげる考え方としては、無理せずできる範囲で農作物を作ること。
完全な自給自足は、今の世の中の仕組み的にも難しい。
そこで「半農半X」を目指すことに。
何よりも楽しみながら家庭菜園をし、少しずつ農業を学ぶスタイルで暮らしてきました。
自分たちが食べるものは自分たちで。小さく少しずつ今後も畑をしていきたいと思っています。
それに加えて、情報発信にも力を入れていきたいと思います。
↓2022年に書いた家庭菜園の記録の一部↓
【家庭菜園】スーパーのじゃがいもを使ってじゃがいも栽培に挑戦〜Vol.01〜
【実験】スーパーのじゃがいもを畑に植えて放置した結果〜Vol.02〜
【自給自足】幻の希少大豆「みさを大豆」の自家栽培での成長記録!
【野草茶】春になったらやってみよう!自家製よもぎ茶づくり~その効能と見分け方~
【自給自足】自家栽培で育てた無農薬野菜の種を採ってみた!~小松菜の自家採種編~
田舎暮らしならではの暮らしを楽しんだ
田舎で暮らすメリットに目を向けて、田舎でしかできないことをして楽しみました。
例えば、梅干しつくりや果実酒を漬け込んでみたり。
里山はとっても食が豊かです。
たくさんの取材を受けた
新聞社やテレビ、webメディアなどたくさんの取材をしていただきました。
2022年のメディア取材の件数は8件!
- テレビ大分さん
- 大分合同新聞社さん
- シティー情報おおいたさん
- NPO法人空き家サポートおおいたさん
- ノースFM「農泊ラジオ」さん
- youtube沸騰大分チャンネルさん
- WEBメディア「大分移住計画」さん
- 大分県移住・交流サイト「おおいた暮らし」さん
などなど!
取材していただき、ありがとうございました!
宿のソフト面(運営)のこと
さあ建物ができた!
次はどうやって宿を経営していったり、仕事の仕組みを作っていくか試行錯誤しながら日々変化していきました。
キャッシュレス決済を導入した
自分達が豊後大野に移住して、キャッシュカードがどこも使えなかった経験から、お客さんには不便な思いをさせたくないと思いました。
そこで、リクルート社のair payを導入する事に。
慣れないクレジット決済対応も頑張りました。田舎だから現金しか使えないなんて言わせない!
HP作り!web製作を一から学びDIY!
自分の完全オリジナルのデザインでWEBサイトを作ることに。
これが今年の1番の挑戦だったかもしれません。
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htmlからコーディングし、cssで装飾。写真やイラストレーターを使ったイラストやワードプレスのcms の構築、php。完全素人だったため、レスポンシブ対応(スマホ対応)が間に合わず。結局は既存の代替テーマを使った運用になりました。
最初から有料テーマを使った方がSEOに有利だったことを専門のエンジニアに聞き落胆。
反省しましたが、WEBサイトを一から作った経験は無駄になりませんでした。
おかげでwebサイトの運用は人に頼らず内省化することが出来ています。
「あさやけ編集部」の立ち上げ!情報発信に力を入れた
「あさやけ編集部」とは、朝山家のオウンドメディアでもあり「地域おこし協力隊OB」による豊後大野市の魅力を発信するローカルメディアとして運用しています。
2022年4月初旬から本格スタートし、2022年12月には月間15000pvのアクセス数にまでメディアが成長しました。いつも読んでくださる方に感謝申し上げます。
さらに!
2023年からは、現役の地域おこし協力隊が発行している「くぬぎのたね」とのコラボもスタートします!忙しくも充実した一年になりそうな予感です。
私たちの豊後大野市の暮らしを通して、移住者目線での情報発信に努め、それが地域活性につながればといいなと思っています。情報発信を通じて社会貢献も目指していきたいです。
まとめ
まだまだ書き足りないたくさんの出来事がありましたが、ここまでとします。
たくさんの出会いと別れがあった一年。移住してきてからずっと一緒だった愛猫との別れもありしばらく気持ちが沈んだこともありました。
とにかく休みなく駆け抜けた一年。今年を漢字一文字で表すなら「挑」です。
来年もたくさんの方に「食」「空間」「体験」などを通して、
田舎暮らしの楽しさを伝えられるよう知恵をだし、引き続き挑戦していきたいと思います。
皆さんはどんな一年でしたか?明日はお正月です。
以上!2022年のふりかえりでした。皆さま良いお年をお迎えください。
そして、来年もよろしくお願いいたします!
(2022/12/31)
【朝山家を来年もよろしくお願いいたします!】
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