こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回は、石膏ボードを固定するビス打ち作業を効率良くするために、
マキタの「充電式オートパックスクリュードライバ」(型番:FR451D)を購入して使ってみました。
良かった点と悪かった点をレビューとして残しておきます。
これから購入を検討している方は参考にしてみてくださいね!
関連記事▶︎【DIY】石膏ボードを貼る前にすること7ステップ!
ちなみに、充電器とバッテリー付きのFR451DRGXと本体のみのFR451DZの2種類で展開されており、筆者が持っている電動工具のバッテリーに汎用性があったこともあって本体のみを購入しました。
FR451Dが発売されたのは2021年2月です。
その当時、かなり話題性があり入荷までかなり時間がかかっていたそうですが、
今は在庫や入荷スピードも安定してきているようです。

筆者が古民家リノベーションをスタートした頃にはなかった電動工具です。
ビスを自動で打つ機械を使えば、
バス!バス!バス!
と一瞬で石膏ボードや木材を固定することができます。
今までインパクトドライバーでボードビスを地道に手打ちしていたことを考えると本当に画期的です。
【18V 充電式オートパックスクリュードライバ FR451D】
— マキタ (@makita_jp_) March 23, 2021
コイル連結ビスに対応した、業界初の充電式オートパックスクリュードライバが登場!
煩わしいホースやコードが不要で、現場はスッキリ!
素早く移動してサッと締付け。
圧倒的な低騒音化と作業量も大幅アップ!#makita #マキタ pic.twitter.com/QwI1ncwjHs
しかも!
エア工具のエアビス打ち機と同じロール連結ビスを使えるという!
これはすごい!
この工具が発売される前にもバッテリーで動く工具ってなかったの?
と思って調べてみると、あることはあるのですがその工具専用のビスを使わなくてはならず
しかも価格が高かったことも原因であまり普及しなかったようです。

ちなみに、電源コードに差し込んで使うことができる「6841R」というビス打ち機もあります。
比較の表を参考に載せておきます。本体価格はFR451Dと変わりませんが、バッテリーの重量がない分6841Rの方が軽いようです。
製品名 | FR451D | 6841R |
外観 | ![]() | ![]() |
締付能力 | 25~41mm | |
対応連結ねじ | コイル連結ビス(エア共通) | |
無負荷回転数 | 0~6,000min-1 | 6,000min-1 |
電源 | 18Vバッテリー | AC100V |
重量 | 2.4kg(バッテリ含) | 1.9kg |
寸法 | 342×90×242mm | 333×83×247mm |
本体価格 | 46,100円(税別) | 46,100円(税別) |
販売年月 | 2021年2月 | – |
出典:Webメディア VOLTECHNO (ボルテクノ)
実際に使ってみて感じたデメリット(悪かったこと)
まずは実際に使ってみて悪かったことやデメリットだなと感じたことをまとめておきます。
筆者は、コンプレッサーに繋いで使うエア工具、ねじ打ち機の両方を使ったことがあるのですが
それと比較して作業性が少し遅く、ちょっと物足りないかな?と感じました。
エア工具のねじ打ち機を普段から使う方は、作業性を重視してサブの道具として持っておくのが良いと思います。
【デメリット01】連結ロールビスが少し入れにくい
まずは、ビスをセットするところから。
まずは、取り扱い説明書を参考に打ち込むビスの長さをケーシング部分で調整。
次に、ロール連結ビスを丸い収納部に入れて先端を入れようとすると
あれ?なかなか入らない?ビス間違ったかな?
と思って確認したのですが、規格はあっているよう。
一度ロールをまっすぐに出して、少しずつカチカチと入れ込んでいくと正しくセットできました。
その後、またロールを巻きなおして丸い収納部に入れ直して準備完了です。
結論、FR451Dはエア工具のビス打ち機に比べて、ロール連結ビスが入りづらい。
作業する前にしっかり取り扱い説明書を読んで、事前に練習しておいた方がいいかもしれません。
【デメリット02】入り隅が打ちにくい
入り隅(壁と壁の設置面)は斜め打ちがうまくいきません。
打てないこともないのですが、完全にビスが入り込まないので浮いた感じで固定されます。
コツをつかめば打ち込むことができるのかな?筆者には難しく感じました。
入り隅に関しては一度打って中途半端に打ち込まれるくらいなら、最初からインパクトドライバーで手打ちした方が早そうです。
【デメリット03】ビスが詰まりやすい
使っているとたびたび起こるビスづまり。これは正直ストレス。
バスバスとビスを打っている最中に突然ビスが詰まって作業中断です。
詰まるとこんな感じ。
このジャムっている状態を打破する方法は、
黒いレバーを上げながら手前に引っ張ると抜けます。
詰まったビスを取り出す時に、結構引っ張りだす力が必要です。
そこで、ペンチなどの手工具を一緒に準備しておくと完璧です。
ロールビス格納部の中にビスを入れず、マシンガンのようにまっすぐに垂らして作業するとなぜかうまくビス送りがスムーズです。
使っていく中で感じたのですが、
ロールビス格納部からケーシングまでの間でねじれる時にビスが連結ロールから外れてしまう→空打ちしてしまう→ビスが詰まる
これが原因のようです。
【デメリット04】少し重い?天井を張る作業で腕が疲れる。
これは、筆者の筋力の問題でもあるかもしれませんが工具自体が若干重いです。
天井を張る作業では、石膏ボードを持った状態で真っ直ぐビスを打ち込まないといけません。
すなわち片手作業になります。
両手で作業する分には重さは全く気にならないのですが、
片手で作業するのはインパクドライバーのようにはいきません。
結構腕が疲れます。
オプションのこのアクセサリーを導入すると、バッテリーの重さ分がなくなり作業性がさらに上がると思います。
オプションパーツのバッテリーアダプタはこちら
実際に使ってみて感じたメリット(良かったこと)
デメリットも確かにあります。
しかし、断然メリットの方が上回り買ってよかったなという気持ちが強いです。
価格以上の仕事をしてくれるのでこれからも愛用していきたいところ。
そんな、18V 充電式オートパックスクリュードライバFR451Dの良かった点を5つまとめておきます。
これから古民家DIYで石膏ボードを張る作業をする方にもぜひ、買って使ってみてほしい電動工具です。天井を張る際にも便利。もう手打ち作業なんか戻れない。
今まで手打ちしていた筆者ですが、感動してマキタがさらに好きになりました笑
【メリット01】マキタで揃えれば18Vのバッテリー使いまわせる
電動工具のバッテリーって意外と高いのです。
しかし、筆者の場合はマキタの18V工具で揃えているので共通のバッテリーで電動工具を使うことができます。
筆者は、一種類の18Vのバッテリーでインパクトドライバー、レシプロソー、オートパックスクリュードライバの3つの電動工具が使えている状態です。
他の工具と汎用性があるのは嬉しいです。
【メリット02】バッテリーで動くのでコンプレッサー不要
コンプレッサーを運ぶのは正直しんどいです。
車での積み下ろし、大変ですよね。
できればあまり持ち運びしたくない。
従来のビス打ち作業では、重くてうるさいコンプレッサーと工具に使うホースで作業スペースがごちゃごちゃしていました。
しかし、今回購入したオートパックスクリュードライバは、インパクトドライバーを使う感覚で腰にかけて使えるので便利です!
作業スペースもスッキリ!作業が捗ります。
※ちなみに付属品にベルトなどにかけられるフックも付いてきます。ありがたい。
【メリット03】一回の充電で88枚のボードが打てる!
バッテリーで動く工具だから、バッテリーの予備も買わないといけないしすぐに充電切れるだろうと思っていたのですが、良い意味で裏切られました。
18Vのバッテリーをフル充電していざ作業!
プッシュドライブというビスを打ち込む際にだけ稼働するモードに切り替えられます。
どんどん打ち込んでいくのですが、なかなか充電が切れませんでした。

【メリット04】DIYの作業時間を圧倒的に短縮できる
これはDIY中級者か上級者に刺さると思います。
DIYで使うのに、コンプレッサーとエアホース、そしてエア工具の3種類の工具を揃えるとなると結構な出費。保管するのにも場所をとってしまいます。
石膏ボードを打ち込む範囲が少ないのであれば、インパクトドライバーで手打ちするのも良いと思いますが、慣れていないと打ち込む深さを調節できなかったりします。
石膏ボードを固定する際のビスの埋め込み深さは超大事です。
なぜならビスの頭が出過ぎると仕上げの際に邪魔だし、深すぎると強度的に担保できなくなるからです。
しかし!
このオートパックスクリュードライバ、なんと打ち込む深さまで調節できます。
打ち込む深さを決めて一発で作業が終わるので、最後のビスの頭を沈み込ませる作業がない分、かなり時短になるし、作業効率が半端なく上がります。
【メリット05】ケーシングも頑丈!落下しても多少は大丈夫
作業中に手が滑って本体を落としてしまいましたが、問題なく使えました。
落とした高さは約2メーターくらい。
落とした地面はコンクリートでしたが、問題なく使えてひと安心。
運よく、バッテリーの部分から落下したので大丈夫だったのかもしれません。
本体の打ち所がロールビスの格納部が割れてしまうと、最悪だと感じました。
まとめ
写真は石膏ボードを張ったのちパテを塗った後の状態。
こんな感じの広さの石膏ボードを張る作業が、
石膏ボードをカットする時間も含めて3日程度で完了してしまいました。
文明の利器ってすごい。感動です。
今回のことをまとめるとこんな感じです。
- 1回の充電で、Φ3.5×28mmのボードねじ(プッシュドライブ使用時)で約3,200本、ボード換算で約88枚の貼り付け作業が可能。
- コンプレッサーなど重たい道具や、エアホースなどがないため作業スペースがスッキリする
- マキタの電動工具であれば、18Vのバッテリーを使い回すことができる
- 作業音がかなり静かで騒音が出ない
- DIY中級者や上級者で石膏ボードを手打ちすることから卒業したい人にはうってつけ
- 作業中に空打ちすると高確率でビスづまりを起こしてちょっと面倒
- 本職の方や内装業をエア工具でやってきた方は少し物足りないかもしれないので、サブの道具として持っておくと便利
(2023/01/21)
\筆者が実際に使っているDIY工具たちはこちら!/
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