この記事を書いた人
日淺 聡士

【カンタンなプロフィール】

■理系四大学卒業(夏目漱石の「坊ちゃん」がOB)
■民間企業勤務(航空業界)
■協力隊&ITベンチャー
■起業(PLD代表)

→大分県の山奥の限界集落に夫婦で移住。
古民家をDIYとリノベーションで数年かけて再生。
→「朝山家」という宿を妻と一緒に営む。

→好きな食べ物はうどんとおでん。
→DIYや渓流釣りなどアウトドアが趣味。

里山での田舎暮らしと
奥豊後エリアの情報を発信します!

\コンサルのお仕事のご依頼はお問い合わせまで!/

日淺 聡士をフォローする

【田舎の風習】弔問とは違う?集落の方が亡くなった時に集まる「物言い」とは?

ホーム»#くらし» 【田舎の風習】弔問とは違う?集落の方が亡くなった時に集まる「物言い」とは?
a
#くらし

こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。

大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。

 

今回は、実体験した田舎の風習についてです。

集落の方が亡くなった時、「ものいい」という「弔問の前にする弔い」に参加しました。

「物言い」と「弔問」は違うもの?

弔問とは、亡くなった人の遺族を訪ね、お悔やみを述べることを一般的にはいいます。



弔問=葬儀や通夜に参列し、弔いの意を表します。

 

日中、仕事中に自治会長さんから、ある一本の電話がかかってきました。

「地域の〇〇さんがお亡くなりになったので、物言いがある。19時に〇〇さん宅に集合」

との内容でした。

私は、組長という自治会の役員をしているのですがはじめての体験です。

【香典貧乏?】訃報多発。田舎暮らしで覚悟のいるハードな現実〜葬式のしきたり〜
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 突然ですが、この世で絶対におこることといえば何を思い浮かべますか? 絶対に起こること、それは人の死。 人は生まれてきた瞬間から早かれ遅かれ死ぬことは絶対に...

「物言い」とはなんなのか尋ねてみると、

集落に昔からある風習で、葬儀の前に亡くなった方の家にまず

自治会長さんと組長さん(隣邦班長)が集まる。

故人の家に集まって何をするのですか?
聡士
聡士

 

親族と家族葬にするのか、
集落の人たちと一緒に弔ってもらうのか
決める集まりだよ


とのことでした。

葬儀や通夜の前に、地区の役員で集まるなんてすごいことだと感じました。

聡士
聡士
他の地域はどうなんだろうか?

つまり、

物言い=葬儀や通夜に参列する前の自治会役員の集まり

ということがわかりました。

そこで、どのようにして亡くなったのかこれからどのように葬儀をするのかなど

地域での故人の弔い方は、自治会と親族で話をして決まります。

亡くなった方の家で「物言い」へ

指定された時刻と指定された場所に集合すると、

自治会長と組長が既に集合していました。

服装は、派手ではなく普段の格好をしていきます。

訃報(ふほう)を聞いて、慌てて喪服に着替えると失礼にあたるという意見もあり、

地味な色の長ズボンと紺色のTシャツを着ていきました。

今回、お亡くなりになった〇〇さんとは面識はなく、初めは家に上がっても良いのかな?

と思いましたが、自治会の中の隣組の班長なので自治会枠で良いようです。

私たちの住むエリアの葬式組合とは別のエリアにあたる場所の方で、

葬式組合じゃないのに参加するの?!と面食らったのですが、

組長(隣邦班長)は参加しないといけないルールがあるみたいです。

聡士
聡士
田舎の新ルールを不意に発見。

亡くなった方にご挨拶

家の中に招かれて、まずは親族の方にご挨拶をします。

その後、どのような方だったのか?

どのようにしてお亡くなりになったのかをお話しします。

 

そして、これからが本題。

地域の方と一緒に葬式をするのか、親族だけの家族葬にするのか?

ということを亡くなられた親族の方から伝えられます。

筆者は、組長なのでこの選択の内容を同じ集落の組の方、

(隣邦班の構成員)に伝達しなければなりません。

今回は、家族葬で行うことになったため葬式組合のお手伝いは不要という形になりました。

昔は、家で冠婚葬祭をしていた名残りで「物言い」が伝統的に続いていること、

葬儀の大変さや、高齢化、人口減少によって、

葬儀の担い手がいなくなり、葬儀屋さんという業界が現れたのだなと感じる一日となりました。

物言いが終わり、組長(筆者)がすること

この一連の内容を、組員の方に電話で一軒一軒伝達するのが組長のつとめです。

初めてこの連絡を経験しました。

「通夜と葬儀の場所と時刻、それに加えて家族葬なのか集落の方で協力してやるのか」

などなど、1人1人に伝えるのはとても大変でした。

村八分の残りの二分は火事と葬式。

集落で協力して助け合う精神が残っていることに少し感動しました。

組長としての筆者の感想

今回は、自治会としての集落の方がお亡くなりになった際の動きについて

初めて「物言い」を経験しました。

弔問の前に故人を尋ねる「物言い」。

田舎の風習や、古き日本のしきたりに触れることができた貴重な経験となりました。

20代(もうすぐ30歳)で地域の自治会の役員をすることっておそらくほとんどないのではないかと思います。

田舎暮らしでは、地域特有のしきたりがあると思います。

人付き合いや、突然の自治会の行事などに対応するには、

時間にある程度、融通が利く暮らしではないと厳しいのかもしれないと感じさせられました。

【田舎暮らし】移住してから体験した中山間地域のハードな1日〜水路普請と道普請〜
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 限界集落の田舎に移住してからはや3年。 今回のお話は、田舎に暮らせばよくある風習、道普請(みちぶしん)のお話です。 「自分たちが暮らす...

(2022/08/26)

 

【こちらの記事もあわせてどうぞ!】

【体験談】田舎暮らしで買ってよかったものをまとめました!
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。 今回は、田舎に移住して買ってよかったものをまとめてみました。 筆者は、田舎で暮らす前はできるだけものを持ち...
【田舎の風習】移住して初めて経験した集落の初盆のならわし。
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。 自家製梅干しを作る梅仕事も終え、 今年の夏は、朝山家に泊まりにきてくださるお客さんも多く 忙しい日々...
【DIYで修理】集落の水害が原因?電気温水器から水が出ないので直してみた!
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。 初盆参りも終わり、今年の夏は、朝山家に泊まりにきてくださるお客さんも多く ありがたいことに忙しい日...
【農協の回覧板】私、農家じゃないんだけど?!自治会の組長が農家でなくても任せられること
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 私たちが住む大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。 田舎暮らしでよくも悪くも直面する田舎あるある。 そう、回覧板や自治会のことです。 私は、...
【ブログ】田舎暮らしはブログを書こう!稼ぐことはできなくても暮らしの記録になります!
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 棚田の広がる大分県の限界集落から発信しています! 今日はいあいにくの雨。外仕事ができないので、晴耕雨読です。 今回のテーマはズバリ、 「田舎暮らしを...
【水の問題vol.02】飲料水も集落で自給自足〜共用水源のローカルルール編〜
こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 前回の記事では、水源地までの道づくりを集落の皆さんと一緒にしたお話をしました。 今回は、集落の住民で共用利用をしている水道施設のローカルルールのお話です...
【複業】空き家、敷地の再生など田舎ぐらしの困りごとを解決!〜パラレルライフデザインの紹介〜
こんにちは! パラレルライフデザイン(PLD)代表の日淺聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。 今回は、田舎暮らしをしている自分の仕事について紹介させていただきます! PLD(Parallel Life Design)...

 

  にほんブログ村 地域生活(街) 九州ブログ 九州情報へ にほんブログ村

田舎暮らしランキング

Facebook にシェア
Pocket

アーカイブ