こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。
初盆参りも終わり、今年の夏は、朝山家に泊まりにきてくださるお客さんも多く
ありがたいことに忙しい日々を過ごしています。
今回は、集落の水源にあるブレーカーが雨の日に落雷で落ちてしまいました。
写真:夜中の落雷(朝山家の窓から)
それをきっかけに、家にあるPanasonic製の電気温水器
(DH-37G3QUBA)の水がなぜか出ないようになり
結局、温水器の中の部品をバラして自分でメンテナンスすることにしました。
結果的に、「減圧弁ストレーナー」という部品を洗浄することと、
「非常用取水栓」を一度緩めて締めなおすことで
水が出るようになり、無事解決しました!
DIYで無事に水が出るようになりました!
水が出ない原因を突き止める
家にある、水道の他の蛇口は水が出るのですが
なぜかお風呂だけ水が出ません。
googleで「温水器」「水は出る」「お湯が出ない」という故障の検索結果はたくさん出てくるのですが、
私の家の場合は、その逆で、「温水器」「お湯は出る」「水が出ない」で検索です。
しかし、有力な情報は出てきません。
水源地に行ってみる
集落の水源は、行政が管理しているわけではなく
水を使う集落の世帯みんなで共同管理をしています。
どうやって集落内の共用水源を管理しているのか気になる方は
こちらを読んでみてください。
湧水の資源は無料ですが、資源は有限!
水源は谷の下にあり、ポンプを使って水を家の高さよりも高い貯水槽にあげています。
すなわち、電気が必要不可欠です。
行政が管理してるわけではないので、水源までの道もみんなで整備しています。
水の管理は、年単位で役員が交代でしており、
公民館に集落の水の担当の方が集まっていたので
何かあったんですか?
と話を聞いてみると、
とのことでした。
幸いなことに、安全装置がついているのでブレーカーの復帰は容易でした。
設備が壊れていなくてよかったよかった。
貯水タンクを調査する
こんな山の上でも水が使える理由は
水源地から、ポンプを使って貯水槽にあげることによって
各世帯に水を供給しているのですが、
水の量が通常の1/5の量に減っていました。
水量が減ると、それだけ水圧が低くなり
水が出ない原因にもなります。
今回は、貯水槽の水が減ったことによって水圧が低くなったことが1つでした。
家の電気温水器を調査する
貯水槽の水が満タンになったことを確認して、家に戻りました。
水圧が戻れば水は出るだろう!
と安易に考えていたのですが、他の蛇口は勢いよく水が出るのですが
シャワーを使おうとしたところ
水が出ない!なんてこった!
もう一つの原因は、貯水槽から家の電気温水器の間に
ありそう。
よく、水害や断水の時は温水器の水の汚れを排出して、
断水復旧後は、タンク内に汚れが入る可能性があるので、
台所や洗面所で蛇口の水側(青)を開きしばらく水を出し、汚れがないか確認した方が良いと
よく聞きます。
原因は、
『断水時に貯水槽の下の方の水を供給したことによって温水器にゴミが詰まってしまったのでは?』
と推測しました。
結果、これが正解でした。
Panasonic電気温水器について:【電気給湯機器】断水するとどうなりますか?
DIYで温水器のストレーナーを洗浄
電気温水器の型番を調べれば、図面やメンテナンス方法など
大手メーカーの温水器であれば情報がたくさん出てきました。
温水器の中の部品に、
『ストレーナー 』という部品があります。
普通に生活していればあまり馴染みのないワードです。
こんな形のフランジにメッシュの金網がついたような部品です。
使う道具
今回DIYで使った道具はたったの5つ!
インパクトドライバー(持っていない場合は手工具)、
マイナスドライバー、歯ブラシ、モンキーレンチ、ストレーナー洗浄用の洗い桶です。
【DIYで使った工具はこちら】
ストレーナー洗浄手順01
まずは、電気温水器の蓋を取り外して行きます。
念のため、温水器のブレーカーを落として作業していきました。
水の元栓を閉めてから作業するのですが、
※ストレーナー の洗浄に使用する水は確保してから元栓を閉めましょう。
電気温水器のカバーを外す
カバーを外していくのですが、
6箇所のビス留めされている箇所をビスがなめないように慎重に取り外します。
インパクトドライバーが便利です。
ビスを外し終わったら、ふたの下の方を持ち上げて上部の差込口から外します。
外し終えるとこんな感じ。
ストレーナーの場所はここです。
ストレーナーを取り外す
2箇所ビスで止められています。
インパクトドライバーに慣れていない方は、
手工具のプラスドライバーで作業するのが確実かもしれません。
ビスを取り外した後は、マイナスドライバーでストレーナーを取り外していきます。
※この時、水道の大元の栓をしめておかないと水が吹き出ます。
無事にストレーナーを取り外すことができました。
歯ブラシなどを使って内部のゴミを取り除きましょう!
湧水を家に引いているせいか、多少ゴミが詰まっていました。
きれいに洗浄して取り外した手順と逆の手順で元に戻して行きます。
DIYで非常用取水栓を調整
非常用取水栓は、電気温水器の下の方にあります。
バルブがあり、温水器に貯まった水を非常用で排水することができます。
断水時には、このバルブを使うことで水が使えます!
そのバルブの横のこの部品をモンキーレンチで一度緩めてます。
水がピューっと出るのですが、その水が出ないくらいで締めなおして調整しました。
調整後は、取り外した逆の手順で元に戻していきました。
ふたを戻してメンテナンス完了です!
水が出るか確認
元栓をひねると、無事に水が復旧しました!
機械である以上、メンテナンスは必須だということをひしひしと感じました。
水は、重要なライフラインなので自分で解決することが不安という方は
専門の水道屋さんや設備屋さんに任せた方が良いかもしれませんね!
これぐらいなら簡単にできるよ!とういう方は、
自己責任でやってみてくださいね!
まとめ
- 水道が出ない時は、復旧するまで元栓を閉めておく
- 水源や貯水槽の確認をすることで水圧を確認する
- 水害や断水時の電気温水器は、ストレーナーの洗浄が有効
- 自分で不安な作業であれば、専門の業者に依頼する
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