こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
現在8羽のニワトリを飼っているのですが、よく聞かれることの一つに
「卵を自給自足するのに餌代と変わらないんじゃない?」
と言われます。
しかし、筆者の場合は養鶏場のような配合飼料を与えているわけではないので餌代は基本的にほぼタダです。
え?タダ?!何食べてるの?!
ということで、ニワトリを飼っているのになぜ餌代がかからないのかということを
うちであげている餌の種類とニワトリを観察して食べているものを備忘録として残しておこうと思います。
ちなみに、飼育している環境は田舎というよりも山の中。大分県の集落の里山です。都市部でペットとして飼っている方々にはあまり参考にならないかも知れないので悪しからず。
ニワトリはなんでも食べる
ニワトリは雑食です。小学生の頃、いきもの係で給食の残飯をあげた経験をしたことがあると思います。地域や年代にもよるか。
穀物はおろか、昆虫、雑草、牡蠣殻などはもちろんのこと自分で産んだ卵の殻ですら食べてしまいます。(産んだ卵を食べちゃうので本来はあげちゃダメ)
町内でニワトリを飼っている人の餌で1番驚いたのが生肉。
それも、鹿さんやイノシシの肉だそうです。
私がなるほど!と思った節約アイデアの一つに、
残飯をあげずに腐らせたのちにうじ虫を沸かせて餌を自作し、
ニワトリにあげている方もいらっしゃいました。
賢い!おばあちゃんの知恵袋!
ニワトリって観察していると分かるのですが、なんでも食べます笑
最近びっくりしたのは竹の笹を食べていたこと。
え?カラアゲくん(ニワトリのあだ名)いつからパンダになったの?!
とツッコミたくなりました。これは大笑いした出来事の一つ。
ちなみに雑草の中で最も好んで食べているのはクローバー(シロツメグサ)です。
他にも、ぽんぽん草や雑草の花やたまに家庭菜園の野菜をついばんでいます笑
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【餌の節約01】米農家から古米、くず米、米ぬかをもらう
近くに精米所があれば最高です。
お米を精米する際にでるぬかは、あまりすぎて処分している方から、
いつも無料でいただいています。
米ぬかは非常に栄養価が高く、ニワトリの大好物!
ニワトリ小屋の中にまくと発酵して肥料にもなりますし消臭作用も。
一石二鳥ですね!
他には、米農家さんから古い処分予定のお米(玄米)をいただいたり。
ひよこを育てる際には玄米が良いのですごく助かります。
いただいた餌のお返しはニワトリの卵です。
【餌の節約02】田舎ならでは?牛の飼料の草が自生
近くには牛を育てている方がいらっしゃるので、牧草が至るところに自生しています。
これは、どちらかというと飼育環境によりとは思いますが、
田舎であれば何かしらのニワトリが好む雑草が自生していることがあります。
筆者の場合、庭や畑などの草刈りをした際にニワトリに全部あげちゃいます。
【餌の節約03】タンパク質は昆虫から!害虫駆除にも?
ニワトリを観察しているとわかるのですが、
雌のニワトリは常に地面を見つめて土をひたすた掘り起こしています。
これは、ニワトリの雌雄を見分ける方法の一つでもあります。
なぜ、ひたすら土を掘り起こすのかというと、
土の中にいる昆虫や動物を食べるための習性です。
ちなみに土を掘り起こしてくれし、土の中の昆虫を食べてくれるので
自然農法の世界ではチキントラクターとか言います。
害虫も勝手に食べてくれるので減るし、鶏糞は肥料にもなるので一石二鳥。
【餌の節約04】野生のミミズを食べる
山に暮らすと、雨の日にこんな大きなミミズも出てきます。
この山ミミズ 、ニワトリが大興奮して取り合いしていました笑
きっと食べ応えあるんでしょう。
土の中にいるミミズももちろん食べるのですが、
普通のミミズを食べている時と、このどでかい山ミミズを発見した時の
ニワトリたちの歓喜の様子は、まるでお祭り笑
【餌の節約05】牡蠣殻を食べる
山に住んでいるのに牡蠣殻なんて近くにないじゃん!
と思いかもしれませんが大分県は山も海も両方ある自然豊かな県。
一次産業に従事している知り合いの方からもらったりしています。
牡蠣小屋とかのシーズンにお店とかでゴミとして出るものを交渉していただけるといいかもしれませんね!
しかし、そのままではニワトリは食べられないので、金槌などで細かくしてあげる必要があります。
牡蠣殻を砕くのが面倒であれば予め砕いてある飼料を購入するのもいいかもしれません。あまり節約にはなりませんが笑
まとめ
ニワトリ飼育は食料の自給、肥料、除草などなど、
非常にコスパが最強なので田舎暮らしでは絶対にオススメ!
放し飼いにしておけば勝手に自然のものを食べて生活します。
つまり、餌代はあまりかからず自然のものを食べているので経済的です。
そして、全く病気もせず放し飼いなので元気に暮らしています。
卵に関しては、食べている餌によって卵のキミの部分の色や白身の弾力が変わってくるので、
自分の好きな卵の味を餌で研究してみるのも面白いかもしれませんね!
しかし、飼育するにあたって完全に全て餌を自給するのは難しいと思うので
その際は、ホームセンターなどの餌で補填するのも無理のないニワトリ飼育で良いと思います。
それではまた!
(2023/05/10の出来事)
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