こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
前回の記事では、
「ニワトリの暮らしやすい環境」や「飼育数に応じた広さ」など
ニワトリ小屋を作る上で、考慮しないといけないことを検討しました。
今回の記事では、
基礎の材料の数量や費用などの見積もりをしていきます。
それではいきましょう!
図面をかく
手書きでも大丈夫。
まずは、ざっくりと外観を書きます。
その後、構造や屋根の形などの詳細を決めていきます。
私たちの場合は古材を利用したので、古材の寸法に合わせて設計していきました。
ニワトリを6〜10羽程度飼いたいと決めていたため、
試算して室内広さ約4.0m^2で作ることにしました。
ニワトリの飼う数と小屋の広さは
【セルフビルド】古材で作るニワトリ小屋の作り方〜DIY設計編Part02〜の記事に記載しています。
歩留まりという考え方
歩留まり(ぶどまり)とは、材料の無駄をなくし
必要なものを必要な分だけ準備しよう!
という考え方です。よく製造業の工場などで使われている考え方。
廃棄予定の材料や、古材などを使うことも合わせてコスト率を大幅に下げることが大切です。
木材など、すぐに処分できるものであれば良いのですが今回はコンクリートブロックを使うので
必要以上に買って処理や置き場に困っては仕方ない。
設計時にしっかりと必要数を計算しておきましょう!
でも、足りないのはやはり困る。
多く買ったとしても1個。
基礎の材料の見積もり
基礎の上に載っていた土などをどけるのに1日かかりましたが、
私たちの場合は、基礎があらかじめあった場所に
ニワトリ小屋を立てることにしたので楽でした。
害獣対策をする前提で基礎コン打ちをしない場合は土を掘ってブロックを埋めましょう。
少し高さが高いものを選ぶと良いです。後ほどブロックのことについては説明します。
もし、基礎工事で土間コンクリート打ちからしたい方は
こちらの動画が参考になりますよ!
ブロックの選定をする
コンクリートブロックといっても種類はたくさんあります。
普段買うことがないと思うので気にしたことがない方が多数だと思います。
私は「C-10」を使って基礎を作りました。
これは、一般建築でも使われているものです。
値段は1個あたり155円(税込)コメリc-10
【参考】コンクリートブロック の種類と用途
ホームセンターに行って、現地で迷わないように参考として書いておきます。
- A種:もっとも強度が低い、軽量である。
- C種:もっとも強度が高い、重量である。
- B種:A種とC種の中間
このコンクリートブロックのアルファベットのA〜Cの文字は
JIS(日本工業規格)の圧縮強度によってAからCの3種に区分され、大きさもいくつかのサイズに絞られます。
※中には、特殊なブロックもありますがここでは省略!!
・コンクリートブロックの大きさ
長さは2種類、厚さは4種類あり、用途によって使い分けが必要です。
私が使ったコンクリートブロックの寸法を赤字にしておきます。
長さ:(190㎜・390㎜) 高さ:190㎜ 厚さ:(100㎜・120㎜・150㎜・190㎜)
なぜ厚さ100mmにしたかというと、
基礎の木材の寸法を90mm×90mmに決めていたから。(一番大事)
こんな感じでブロックを並べて、
基礎ブロックの上にこんな感じで木材を固定します。
もっと丈夫な基礎を作りたいという方は基礎の構造材105mm×105mmを選ぶと良いかもしれません。(その際はブロックの厚さを120mmにするのがオススメc-12)
・形状
コンクリートブロックには4種類の形状があります。
基本型:縦の鉄筋を差し込めるよう両端に凹みがあります。
横型:横の鉄筋を入れる段で使用します。
隅型:縦の鉄筋が差し込めるよう片方に凹みがあり、尚且つ隅に使用します。
横隅型:横の鉄筋を入れる段の尚且つ隅に使用します。
※場所によっては使用するブロックの形状が異なります。つくるものの形をよく確認した上で購入しましょう。
ブロックの数を計算する
最初に書いた図面を見て、ブロックの数を計算していきます。
私たちの計画では、害獣対策のため二重扉を作りセキュリティーを高めることにしていたので基礎の形状が真四角ではありません。
私たちの場合、c-10が27個!
※数量はブロックとブロックが重なる角のことを考慮しましょう
ブロック基礎を留める方法を決める
最初の記事でも書いたように、固定の方法によって固定資産税がかかってくるので注意しましょう!
今回は簡易的に固定するので、建物を移動できるような金物を選定します。
私たちの場合は、ボルトで固定しようと決めたので金物が9個!
金物の間隔については、2.7m以内を守りましょう。
金物は座金とセットで購入しましょう!
サイズは3/8×210を使いました!
ブロックの高さに合わせて選びましょう!
ボルトの直径に合わせて選びましょう!
合計9セットです!
インスタントセメントで固定するための量を決める
ブロックとブロックのつなぎ目をセメントで固定していきます。
今回はDIYなので、水を加えるだけで練ることができるものを選びました。
コメリK+BUILD インスタントセメント(砂入り) 20kg
※自分の敷地にある砂や砂利を混ぜるて活用すると、セメントの量も抑えれますよ!(入れすぎ注意)
基礎の木材を見積もる(購入する場合)
次は、ブロックの上に載せる構造材の数量を決めます。
90mm×90mm×2mを5本
90mm×90mm×1mを1本使いました。
※基礎部分なので、長く持たせたいと思い
防腐塗料を見積もりに入れました。
木材の表面積をざっくりと5.0m^2で計算して1.0Lの防腐剤を購入しました。
運搬はホームセンターの軽トラを使う
軽トラなんて持ってないよという方、貸し出しトラックを利用する手もあります。
会員カードを持っていることなどが条件になる店もあるので、必要であればその際に作ってしまいましょう!
コメリ:60分以内の貸し出し無料
ナフコ:60分以内の貸し出し無料
もし貸出サービス利用中に交通事故を起こした場合は、自己責任となりうる事もあります。
うちの近くのナフコやコメリの場合、誓約書を書いて借りました。
利用する際は、店舗に連絡して確認しましょう。
まとめ
こちらがホームセンターで購入できるもので材料を選定してみました。
基礎づくりに使用する材料費と運搬費のコストです。
※私たちの場合、ここから頂き物や古材を利用したのでもう少しコストが下がります。
- ブロックの予算:c-09が27個 ¥155×27個 = ¥3,105
- モルタルの予算:20kgが4袋 ¥548×4袋 = ¥2,192
- 金物の予算:座金とボルトが9セット ¥115×9セット = ¥1,035
- 運搬費:ホームセンターの軽トラレンタル¥0
- 木材:約¥1500~1800×6本 = ¥9,000〜¥10,800
- 防腐塗料:¥1280×1缶(1.0L) = ¥1,280
合計:¥16,612〜¥18,412
※建材の価格は2022/04/20時点なので参考までに
道具や軍手などの消耗品は入っていないのであしからず。
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(2022/04/20)
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