こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回の記事は、以前から気になっていた竹田市刈小野地区にある、
伝説や言い伝えが残る「黄牛の滝」に行った時のお話です。
その土地や地域に伝わる言い伝えや伝説は面白いものです。
場所はこちら!
所在地:〒878-0164 大分県竹田市刈小野
昨年の2022年の冬頃に滝の近くにある「出会いの湯」に行った際に、
そういえば温泉の看板とは別に滝の看板がたくさんあったなぁ
と思い出し
行ったことがないからとりあえず行ってみよう
と思いたち早速訪れてみました。
なんて読むの?黄牛の滝の呼び方がトリッキー
黄牛の滝の黄牛の呼び方は「あめうし」と呼びます。
普通に読めませんね笑
最初は黄牛というから黄色の牛なのかな?
色は黄色だろうけどなんで滝と黄色の牛が名前の由来になっているのだろう?
とモヤモヤしていました。
黄牛の滝の由来は?別名は?
名前の由来は、この滝の伝説から来ているようです。
整備される前は地元の人ですら独特の雰囲気であまり近づかない幻の滝だったらしく、
この地域の言い伝えによると
「この滝には昔、龍が住んでいて村人や家畜に危害を与えていた」
と言われていたようです。
「そんな悪さをする龍の禍いを1人の僧侶が滝に訪れ、
子牛の首を夜の滝つぼに投げ込み、犠牲(いけにえ)として龍の禍を鎮めた」 と。
近くの田んぼの石碑(室町時代のもの)に記録が残っているようです。
黄牛とはその名の通り飴色をした牛で、
肥後(熊本県)で多く見かけることができるこんな牛のことです。
写真:飴色の牛
黄牛の滝の行き方
筆者は緒方町方面からのスタートでした。
至るところにたくさん看板があるので迷うことはないでしょう。
道中、上坂田磨崖神像を通過していきましたが気になって仕方なかったです笑
次回は上坂田磨崖仏の記事を書きたいと思います。
関連記事▶︎【緒方町穴場観光】洞窟の中の古代の謎の仏。怖い顔だが愛らしい?「瑞光庵磨崖仏」
黄牛の滝の駐車場はどこ?入り口は駐車禁止?
黄牛の滝の看板があり、どうやら入り口の看板付近は駐車禁止のようです。
看板の手作り感がいいですね!牛の色は黒じゃなくて飴色じゃないのかな?
とクスッと笑ってしまいました。ガッツリ黒色ですね!
そして、車での侵入も禁止。
看板がある場所から少し行ったところにトイレと駐車場を発見!
来た道からは少し分かりづらい場所にありました。
約20台程度停めることができる広い駐車場です。
ちなみに、黄牛の滝の近くには出会いの湯という温泉もあります。
泉質は個人的にすごく良いと感じ、おすすめです。
黄牛の滝の周辺は大自然と廃墟
のどかな田園風景が広がっておりのどかな景色に心癒されます。
看板がある場所から整備された農道のような道を下っていきます。
目印は左手に見える古い廃墟。
まるで、自然の中に自分も飲み込まれていくような感覚に。
廃墟を通り過ぎてしばらく歩くと、
道が二手に分かれますが右手は農業用水路で道は左が正解です。
看板もあるので間違えることはないでしょう。
しばらく進むと、苔むした階段や石畳が川上に伸びていました。
ヒールや滑りやすいスリッパなどは石の上を歩いたりするので危ないですね。
トレッキングシューズがおすすめ。
雨の日もそうですが落ち葉なんかで滑って落ちたら、
せっかくの観光が台無しです。靴選びは大切です。
遊歩道は村おこしの一環で整備された
草刈りがしてあったり階段や、滝つぼまでの道が山の中であるにもかかわらず綺麗。
平成3年に地域の住民らが「滝の会」と称して地域活性化や観光資源にしようと
竹田市から5000万の補助金を活用して遊歩道の整備をしたんだとか。
毎年、自治会長さんや地区の方で滝周辺の整備をしているなんて地元愛がすごいですね!
しばらく川沿いを歩くと黄牛の滝に到着!
遊歩道から聞こえてくる川のせせらぎとは比べ物にならない轟音で、迫力満点です!
滝の高さ25メートル。稲葉川上流域からの水です。
両側が苔むしている断崖絶壁になっていて、
木々の合間から光刺す様子は神秘的でまさにパワースポットでした。
昼過ぎに訪れたのですが、木々が生い茂っていてうっすらと暗いのが
神秘的な雰囲気をいっそう引き立てているように感じました。
滝つぼのギリギリのところまで行くことができ、
近くにある巨岩の上に乗って写真を撮るとインスタ映え間違い無しですね!
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黄牛の滝はあのCMに使われている有名な滝!
今までは、人があまりたくさん訪れる場所ではなかったようですが
2022年のAmazonプライムのCM「いちばんの特典」に起用されたことで
若い世代の観光客も増えたのだとか。
平日なのにカップルが多かった
筆者が訪れた日は平日でしたが、若いカップルが多く大学生なども訪れていました。
もしかすると、温泉を目的に来てそのついでに寄ってみよう!
となかったのかもしれませんね。
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黄牛の滝の滞在時間は?
写真:滝付近の崖に自生していたイワタバコ
滞在時間は長くても往復で30分くらいでしょうか?
入り口付近から滝つぼまでは324メートルですが、
石の上を歩いたりするので普通の舗装された道を歩く訳ではなく。
滝で写真を撮ったりマイナスイオンを浴びたり。
過ごし方は人それぞれだと思いますが、
長く滞在するというよりは観光ルートに組み込んでちょっと寄ってみるのがオススメです。
近くの温泉を最終目的地にすると良い汗をかいてより温泉が気持ちよく感じられるかもしれません。
滝の名前 | 黄牛の滝 |
住所 | 〒878-0164 大分県竹田市刈小野 |
アクセス | JR豊肥本線豊後竹田から車で15分 |
滝周辺の設備 | 一般トイレ・駐車場あり |
HP | |
問合せ先 | 097-536-6250 |
(2023/9/11)
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