こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
夏も本番!2023年は全国各地で暑さが厳しくハード。
家にいても暑いし、かといってクーラーの中で一日中過ごすのも不健康。
そこで、川に行って涼もう!となり白山渓谷の「久部夫婦岩」に行ってきました。
ガッツリ泳ぐというよりも、浅瀬で足をつけたり木陰で過ごす場所といった感じ。
ここは、地域の有志による周辺環境の整備をしている白山川の守神が、
川の中央に鎮座している場所です。川の中にある夫婦岩って珍しいですよね?
流石に、巨岩にしめ縄が祀られている場所で、
バシャバシャ川遊びをするのも罰当たりな気がして笑
子ども連れで川遊びをされる方はこちらの記事をどうぞ!
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久部夫婦岩の場所はこちら
所在地:〒879-7264 大分県豊後大野市三重町大白谷207
人を避けて車で向かった山奥の渓谷
三連休の半ばだし、川には人も多いだろうなと覚悟して行ったのですが、
案の定、道中の白山川(白山川河川プールも)は人でいっぱい!
川沿いには路上駐車で車の大行列ができていました笑
そこで、あまりいない場所を選ぼうということで稲積水中鍾乳洞を通り過ぎ、
さらに上流へ車を走らせて中津牟礼川の上流へ。
関連記事▶︎【稲積鍾乳洞付近】6月中旬がピーク?!大分県豊後大野市の白山川にホタル鑑賞に行ってきました!
周辺には数軒しか家がない、のどかな大自然の中で涼を感じることができました。
ちなみに、この地域では「白山扇子踊り」という地踊りが有名です。
駐車場という駐車場はなく、久部夫婦岩の看板がある道を挟んで向かい側にちょっとした駐車スペースがあります。
しかし、勾配が急なので大きい車や車高の低い車は厳しいかも。
少し寄るだけの方は、無理せず路上駐車が無難かもしれません。
ちなみに、auの携帯キャリアだと電波が通じないので注意。
久部夫婦岩とは?
看板に久部夫婦岩の説明書きがあります。
久部夫婦岩
一つの岩が、夫婦が寄り添うように見えることから夫婦岩と呼ばれるようになったと云われています。傾山の湧水を源流とする白山川(正式名称 中津無礼川)その名水に映える 夫婦岩は、白山川八景の景勝地として有名です。
夏はホタル、秋はもみじと季節に合わせた衣装を纏います。 平成八年白山川を守る会は、白山地区の美しい自然環境を残し、世に広める ために八つの景勝地を選定しました。その一つが、久部夫婦岩です。 そして、地元有志による「夫婦岩を守る会」が結成され、周囲の環境整備と、 新しい年を迎える年末に、しめ縄張りが行われるようになりました。
今では白山川の守り神であり、夫婦円満や縁結びのシンボルとなっています。 平成二五年に豊後大野市が日本ジオパークの認定を受け、白山川は「白山渓 谷ジオサイト」に指定されました。 全国名水百選に全国随の自然河川として選ばれている白山川には、川底や 川岸の大部分が、九万年前の阿蘇溶結凝灰岩で柱状節理を見ることができます。 河原には白色の石灰岩や赤色のチャート、阿蘇溶結凝灰岩などが多数に転がっており、清流と岩肌が美しい河川環境を持っています。
先人が苦労して造った石橋が管内には、十を超えるほどに在り、全国的に珍しい稲積水中鍾乳洞などジオパーク(大地の公園)にふさわしいものとなっています。
平成二九年九月七日の台風八号による未曽有の大雨により、以前の形よりなお一層に寄り添うように倒れた夫婦岩、増水により地区内のあらゆる箇所の 道路、大小の河川、石橋が壊れました。 この様な被害を蒙ったことは、経験がないと、古老は倒れた夫婦岩をいつまでも見守っていました。夫婦岩(雄岩高さ十二M、雌岩高さ八M)は、チャートという石で、およそ二億年 前に放散虫などの微生物が深い海の底に堆積したもので、珪質の堆積岩のうです。
平成三十年六月吉日 夫婦岩を守る会 白川を守る会
看板には倒れる前の写真があり、今現在ある夫婦岩の形ではなく、
平成29年9月7日の台風8号の大雨で倒れたようです。
しかし、倒れてしまった様子を
「より一層寄り添うように倒れた」
と表現したのはすごく素敵だなと感じました。
看板の下の道へ下ると空気が一変
看板の矢印の指す方に道があり、
そこからでも「久部夫婦岩」を眺めることができました。
この時期は草が伸びる勢いがすごい。
舗装された道の左右から腰丈までの草が生い茂っていました。
そして舗装された道の最後にはシュロの木がありました。
関連記事▶︎【限界集落】シュロの木の言い伝え。古民家の近くにあるのは理由があった!
そして道を下ると川に到着です。
公道から比較的アクセスしやすい場所です。
川の中央には夫婦岩が鎮座し、右側の雄岩にしめ縄が取り付けられていました。
2022年の12月末の大分合同新聞には、3年ぶりのしめ縄が飾れらたという記事が。
参考記事▶︎豊後大野市の白山地区、久部夫婦岩にしめ縄飾り 3年ぶり
ちなみに夫婦岩(めおといわ)とは古事記の国産みの神話からきており、
全国的にもたくさんあります。右が夫の岩で、左側が妻の岩です。
雄岩が高さ12メートル、雌岩が8メートルだそう。
川際はちょうど木陰になっていて、自然の風が涼しい。
持ってきた椅子で妻は読書。
せっかく川に来たのでちょっと足だけ。
川に足をつけるとひんやり気持ちい。
傾山の上流からこの水は来ています。
川自体は深くはなく、浅瀬が広がっていますが岩の付近は少し深くなっているようです。
魚はいるのかな?と思って探してみましたが、
親指サイズのアブラハヤぐらいの雑魚しかいませんでした笑
いやしかし、大雨で倒れるほどの勢いって考えられません。
自然は侮ってはいけませんね。
まとめ
田舎に移住した筆者たちですが、さらに田舎もあるのだなと別世界に行った感覚でした。
ホタル舞う清流は、日頃のモヤモヤも吹き飛ばしてくれるくらい心を癒してくれます。
秋は紅葉が綺麗な場所なので、四季を通じて自然がある場所は飽きないな!
と改めて感じさせられました。
毎年川に関する事故が多い季節。安全に気をつけて川遊びを!
(2023/07/16の出来事)
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