こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
キャンプやアウトドアシーズンの到来ですね!
川遊びやキャンプなどアウトドアを楽しむ方が多いと思います。
その際に気をつけたいことのひとつが「マダニ」に噛まれること。
かく言う私もマダニに噛まれてしまいました。
その際に、「食塩」と「アルコール」など身の回りのものを使って
取ることに成功したので、その方法を記録として残しておこうと思います。
焦っても、手で引きちぎってはダメです。
マダニの口先が残ってしまい、恐ろしい感染症を発症する場合もあります。
致死率の高い感染症ごとにランキングも作ってみました。
もしも自分で取れない場合や失敗した場合は、
必ず病院に行き診察を受けましょう。
マダニに噛まれた体の場所
調べてみると、よく噛まれる場所は
「首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏」などが多いらしい。
しかし、私の場合はと言うと
なんと!
噛まれた場所は股間でした。
気がついた時は絶望でした。
いつ気がついたかと言うと朝のトイレでした。
違和感を感じ、見てみるとホクロみたいな丸いものがくっついていました。
仕事や予定もあるし、絶対病院に行きたくない!恥ずかしい!
そこで、徹底的に取り方を調べて実践したら
インターネットに載っていない、自力でとる方法が新たに生まれたと言う結果論。
この記事では取るコツを知ってもらえたら幸いです。
有名で一般的なマダニの取り方も合わせて紹介します。
マダニに噛まれた原因
マダニに刺された原因は、
山林に入ったあと服についたマダニに気がつかなかったことが原因でした。
草刈り作業を終えて、入浴をすませたのち普段着に着替えました。
その際に、そのままの格好で山林に忘れ物を取りに行ったことが原因。
近場だったので油断しました。
山林や草むらなどには、タヌキやイノシシや鹿など、野生動物が多く出没します。
野生動物が多く生息している場所には、「マダニ」も生息していると言うことです。
草むらなどから、人間の身体に乗り移り、
血の吸いやすい場所に移動をして吸血を始めます。
刺されると、1週間以上も吸血を続けることもあるようです。
私の場合は、夕方から次の朝までの15時間程度吸血されていたことになります。潰れてなくてよかった…。
写真:私に食いついてパンパンになったマダニ
無理に取ると危険
手でマダニを潰してしまったり、力任せにとってしまうと
マダニの口器が残ってしまいます。
そうなると病院で刺された周りの皮膚を取り除く処置をしなければなりません。
マダニによる感染症と致死率
もし、マダニを取り除くことに失敗すると感染症のリスクがあります。
病名と致死率をランキングにしておきます。
※症状などは、ここでは省きます。医療機関のサイトを見てみてくださいね。
致死率ランキング1位「つつが虫病」
『ふるさと』の歌詞にも出てくる、「つつがなきや友がき〜♪」
のツツガムシ病です。
致死率は3~60%
致死率ランキング2位「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」
有効な治療薬やワクチンはなく、治療は対症療法しかありません。
致死率は10~30%
引用:埼玉県久喜市:マダニを媒介した感染症に注意!
致死率ランキング3位「ライム病」
カナダのロック歌手、アヴリル・ラヴィーンさん(30)も、
マダニに咬まれた後、ライム病で5カ月間寝たきりになり、
「死ぬかと思った」と語ったそうです。治療薬がないのがさらに怖い。
致死率は29%
引用:presidentオンライン:致死率29%! 治療薬がない「マダニ感染症」の予防法
致死率ランキング4位「ダニ媒介脳炎」
ヨーロッパ亜型:致死率は1~2%、回復しても神経学的後遺症が10~20%残ります。
極東亜型:致死率は20%以上、生存者の30~40%に神経学的後遺症が残ります。
シベリア亜型:致死率は6~8%
引用:厚生労働省:ダニ媒介感染症
致死率ランキング5位「日本紅斑熱」
画像で検索してみるとわかるのですが、赤い斑点が体中に出てます。
致死率0.91%
引用:日本感染症学会
有名なマダニの取り方
ネットで調べると、様々な取り方があると思いますが
有名な取り方の動画を紹介します。成功率はまちまちだと思います。
ワセリンを使う
刺された場所にたっぷりワセリンを塗って窒息させると言うやり方です。
お酢を使う
酢大さじ1と水大さじ1を混ぜ合わせ、
ティッシュやコットンに十分にしみ込ませマダニの上に被せます。
10〜15分程度放置すると取れると言うものです。
※経験則として、お酢のみでも良いと思います。
アルコールを使う
ティッシュやコットンに十分にアルコールをしみ込ませたのちにマダニが食いついている部位の上に被せます。
10〜15分程度放置すると取れると言うものです。
専用の道具、マダニ用のピンセットを使う
マダニの口器をしっかりと固定して、
クルクルと回すことで皮膚から引き離す方法です。
こちらは専用の道具です。
そこまで高価なものでもないので、
山暮らしやアウトドア好きはもっておくのも良いかも。
人間に噛み付いたマダニの取り方
ここからは、私の実体験に基づくマダニの取り方になります。
これで取れなかったら病院に行きましょう。
取りやすいように周りの毛を剃った
まずは、作業しやすいように周囲の毛を剃ります。
※マダニがくっついている付近のみなので、毛がない場所であれば省略。
食塩とアルコールを準備した
ペットボトルのキャップぐらいの塩があれば十分です。
私の場合は家にいるときに気がついたのですが、
※キャンプや山の中でアルコールがない場合は、塩だけでやってみましょう。
ポイズンリムーバーの先を使った
ポイズンリムーバーの先を使った理由は、
透明で、中の様子が確認しやすい
(マダニが離れたところを見れる)からです。
※ポイズンリムーバーがない場合はペットボトルのキャップなどを代用しましょう。
本題のマダニをとる手順とコツについて
手順01 「まずは塩漬け15分程度」
まずは、たっぷりとポイズンリムーバーの先に塩を入れます。
塩が湿るくらいにベチョベチョな状態が良いです。
15分程度マダニに被せて放置します。
じっと待つこと15分。棒状のもので少し左右に動かしてみましょう。
※股間の写真は載せられないので、腕の写真です。
これで自然に取れれば良いのですが、もしダメなら次の手順02へ。
手順02 「アルコール漬け10分程度」
塩を軽く取り除いて、ポイズンリムーバーの先にアルコールを入れます。
量は、マダニの体が完全に浸かるくらい。
除菌用のアルコール(台所用除菌剤)を使います。
ポイズンリムーバーの先を使うと、
接続部を指でふさげば液体がこぼれないので
サイズ的にも、使い勝手もちょうど良いのです。
今のところこれに変わるものを見つけられていないぐらいぴったりです。
10分程度そのままにして、
窒息させれば自然に浮いてきます。
浮いてこない場合は、棒状のもので優しくマダニを動かしてみましょう。
焦らずに慎重に時間をかければ、ほぼ100%これで取れます。
※塩しかない場合はたっぷりと塩を盛って、
水で十分湿らせてマダニが自然に取れるのを待ちましょう。
取れた後に注意すること
刺された後の感染症には注意してくださいね。
マダニに刺されて2週間以内の原因不明の発熱や、
刺された場所の治癒が悪いなど、
少しでも、何かいつもと体調が違うなと感じたらすぐに病院に行きましょう。
一番は、ダニに刺されないような格好と防虫スプレーなどを駆使して
刺されないように対策することが大切です。
(2022/07/28)
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