こんにちは!
朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
稲刈りも終わり、すっかり秋。新米の季節に心踊ります。
地域おこし協力隊の任意中に、地域の話題をブログに残しておけばと後悔しているこの頃です。
突然ですが、みなさんは「しえ〜」や「しいら〜」って知っていますか?
筆者は大分県に来るまで聞いたこともなく、その意味を知りませんでした。
写真:Aコープ緒方店の新鮮とれたて市場コーナー
先日、買い物をしようと地元のスーパー(Aコープ緒方店)にいくと、
地域の直売所コーナーで「しえもち」という商品を見つけました。
所在地:〒879-6601 大分県豊後大野市緒方町馬場55−1
「しえ餅」の原材料は、もち米と片栗粉のシンプルなお餅です。
写真:Aコープ緒方店の直売所に並んでいた「しえ餅」
その隣には、「つきもち」という商品が売られていました。
しえが入っているのかな?
後で調べてみると、
大分県では何も入っていない意味のことを「しえ」「しいら」と呼ぶらしいのです。
お魚の「シイラ」と間違える人もいそう笑
「しえ」「しいら」の意味は農業から由来している?
しえ、しいら(名詞)とは「 中身のないもみ」のこと。
農業が盛んな米どころ緒方町でも、そういえば農家さんが、
と嬉しそうに話していたことを思い出しました。
すなわち、しいら・しえの意味とは
中身が入っていない状態のもみ=「しいら・しえ」
中身が入っていない状態のお餅=「しいらもち・しえもち」
あんの入らない餅やまんじゅうのことを「しいら、しえ餅」や「しいら、しえ饅頭」
と呼ぶのですね!
移住する前(宮崎市に住んでいたころ)は
スーパーでほとんど聞いたことのない方言だったので、
同じ九州内でも、方言や文化って違うのだなと感じました。
「しえもち」、「しいら餅」。
今度、地元の方と話をする機会があった時、
「この前、しえもち食べてさ~」と大分県民ぶってみようと思います!
もしかしたら、お餅や饅頭の呼び方で話す相手が
大分県民かどうか見分けることができるかも?
(2022/10/29)
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