こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回は、大分県豊後大野市犬飼町の「三ノ岳なかよしパーク」に行ってきました。
かつては、宿泊施設、天文観測、ローラー滑り台などがあった犬飼町の公園です。
以前は、簡易な宿泊施設や遊具があったのですが、
現在は閉館・遊具は撤去されています。
筆者が訪れた時も誰もいませんでした。現在は訪れる人は少ないと思います。
「浅草流黒松神楽」の発祥の地なのだそうです。
そして四国の有名なお遍路めぐり、「四国八十八ヶ所霊場」を開創した
「弘法大師」の伝説があることでも有名な場所です。
関連記事:【豊後大野市】弘法大師の伝説。犬飼町黒松地区「水の元」〜大分歴史探検03〜
都会の喧騒を離れた山の上にある公園で、現在は遊具は老朽化により撤去され
展望所のみが楽しめる場所です。
天気が良い日には、大分市の工業地帯まで見える展望台で、
景色を楽しみながらピクニックするのも良いと思います。
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まだ椅子がちゃんとあって、見晴らしがかなり良い場所でした。
水道の蛇口はあるのですが、水は全くでません。
持っていくと良いかもしれません。
場所はこちら!
所在地:〒879-7313 大分県豊後大野市犬飼町黒松
道の様子は、台風の影響で少し荒れてはいたものの四駆の軽トラや軽バンなら
山道の通行は余裕です。ヘアピンカーブが多いので夜はちょっと怖いかも。
「虎御前宝篋印塔」という文化財も道中にありました。
弘法大師の伝説がある「水の元」が近くにあった
「水の元」には、駐車場はなく車通りがないため、
立ち寄るぐらいであれば路上駐車をするのもいいかもしれませんが
「水の元」を15メートルくらい上がったところに「三ノ岳公園」があるので
そこにとめるのが良いと思います。
今は無き「三ノ岳なかよしパーク・星の見える天文台」へ
25年間もの間、地域の人気スポットであった「星の見える天文台」。
外観は比較的綺麗ですが、現在は廃墟のようになっています。
全国の天文台建設ラッシュの先駆けとなった場所のよう。
開園当初は大人気の場所だったようです。
天体観測をする望遠鏡は、繊細な機械やシステムを搭載したもの。
山の頂上という自然災害による影響を受けやすい要因もあり、
台風、落雷、雨漏りなどにより被害を受けました。
コンピュータのシステムトラブルなどに見舞われたことなどで一時休業。
その後、2010年に福岡県大野城市にある
「天文ハウストミタ施工」さんの協力があり
リニューアルし、再開したものの2016年の3月に閉館になったようです。
「三ノ岳なかよしパーク・星の見える天文台」はなぜ閉館になったのか?
1992年4月に開園した「三ノ岳なかよしパーク」。
なぜ閉館になったかというと、それは地方自治体の財政難。
豊後大野市は、平成の大合併(平成17年3月31日)により
大野郡犬飼町から豊後大野市犬飼町になりました。
それからというもの、施設の維持管理に関する予算要求をしたものの、
予算が付かず、施設の維持管理が行政財政を圧迫。
大分市のNPO団体がボランティアで運営を続けたものの、
廃止・撤去を視野に入れた閉館となってしまいました。
山の頂上ではあるが立地も比較的良いのにもったいない。
三ノ岳なかよしパークから旧天文台へ
三ノ岳なかよしパークの駐車場から少し道を登ると、
右手に石畳みの階段があり、「三ノ岳尺間嶽」という神社の入り口があります。
写真:三ノ岳尺間嶽の入り口の様子
写真:石階段の脇に群生していた「チチアワタケ」
写真:毒蛇かと思ったら日本固有種のヘビ「ジムグリ」
写真:野生の「ラッキョウ」の花
振り返ると結構登ったなと実感できます。
写真:綺麗に管理された「三ノ岳尺間嶽」
写真:首がない石像
写真:三ノ岳尺間嶽の天井絵
三ノ岳尺間嶽を経由して旧天文台へ
三ノ岳尺間嶽を正面に向いて左手に小道がありました。
この道で合っているのか心配になる道です。
どんどん進むと、草で道がなくなりかけていました。
気分は探検隊です。
半ズボンは完全NGな小道でした。
草をかき分けてさらに進むと丸い建物が。
天文台の近くには小さな建物が。
使える状態ではないトイレもありました。
旧天文台の外観はこんな感じ。
建物は鍵がかかっており中には入ることはできません。
天文台としては使えませんが階段を登ると景色が良かったです。
展望台としては使えるかもしれません。
少し離れたところには似たような建物がありましたが、
少し怖かったので遠目から眺める程度にしておきました。
当時の賑わいはありませんが、
「昔はどんな感じだったのだろうか?」
と思いを馳せながら、
「豊後大野市にも天文台があれば
ジオパークと関連して、観光も盛り上がるのではないかな?」
とも思いました。
調べてみると、2003年7月19日~7月20日の情報がブログで残っていました。
廃墟は、なんだかそこに生きた人の思いを感じるきっかけになったり、
当時の暮らしを感じることができる雰囲気を醸すので不思議です。
(2022/12/06)
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