こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
寒さも厳しくなってきたこの頃。
自然養鶏の我が家のニワトリたちは、秋口からあまり卵を産みません。
それもそのはず、自然養鶏をしているかつ配合飼料も与えていないため子孫を残せるタイミング(季節)しか卵を産まない傾向があります。
11月はほとんど卵産まないのを昨年の経験則から学び、
どうせ産んでいないだろうと鶏小屋から卵をとることをサボっていました。
11月の半ばのある朝いつものように鶏小屋にニワトリを解放しに行くと、
やけにピーピーと騒がしい。
玄米にスズメが寄ってきたのかな?
と思ったのですが、 よく見るとひよこが親鳥のお腹から顔を出しているではありませんか!
しかも、採卵箱から落っこちているひよこもちらほら。
その子たちはやはり弱っていました。
夜の気温が一桁台になる里山で、外で生き延びることは難しいだろう
ということで室内でひよこを飼うことに。
今回は、筆者のやり方なので参考になるかわかりませんが
備忘録として残しておきたいと思います。
ひよこは保温が命!はじめは35度をキープ!
ひよこは生まれてからしばらくは、母親のお腹の中に潜って育ちます。
室内で飼うときは、親鳥のお腹の中の環境と同じようにしてあげる必要があるため、生まれてすぐはとにかく保温!
しかしずっとその温度をキープする必要があるのか?というとそうでもなく。
成長に合わせて保温温度が変わるため、夏場であれば2週間もすれば保温しなくてすみます。
今回は冬になったばかりなので、保温ヒーターは冬の間はずっとつけっぱなしです。
九州外に住んでいる方は驚くかもしれませんが、大分県は九州の中でもスキー場があるくらい寒いエリアです。
↓ヒヨコの飼育期間と加温(適温)の目安↓
- 0~3日:33℃
- 4~7日:30℃
- 8~14日:27℃
- 15~21日:24℃
- 22日~:12~25℃
温度を下げたり、巣箱を大きめにしたりして快適な温度に調節することが大切です!
室内でひよこを飼うために準備したもの
写真:今回購入してきたひよこ育成グッツの数々
予算で考えるか?箱のサイズで考えるか?など様々かと思います。
今回は、急ぎでしたし読者の方にも再現性があるよう隣町のホームセンター(ホームワイド)で揃えてみました。
ちなみに筆者が住む豊後大野市ではひよこの餌やひよこ電球が直接購入できる店舗はありません。
↓今回購入や準備したものリスト↓
- 巣箱にする容器(段ボールでも可)
- ひよこ電球と保温機 (40Wと60W)
- ひよこの餌(弱ったひよこ用)
- 新聞紙
- 水飲みタンク
- 籾殻(貰い物)
- 温度計(100円ショップ)
※記事の最後に購入品のリンクを貼っておきます。
全部揃えるとどのくらいお金がかかる?
購入した商品の合計は約11,000円!
時期的にクリスマスチキン買える金額ですね笑
一番お金がかかるのは、保温機(ヒーター)とひよこ電球です。
保温器具の代わりに湯たんぽやお湯を入れたペットボトルでも良いかもしれません(電気代も節約できる)が、面倒だし交換が忙しいので却下。
巣箱は段ボールでも大丈夫なので、コストを下げたいのであれば良いかもしれません。家の中に置く際にインテリアとしては不向きかも笑
保温器具にあった広さの箱を選ぶ
web上の情報では段ボールでも良いし、衣装ケースなどを活用してひよこの飼育をしている方の情報もありました。
しかし、大きくなって高さが必要になった場合と清潔にできるように洗いやすいサイズ、そしてひよこの保温器が30〜35℃をキープできるサイズ20Lの食品用容器をチョイス。
巣箱(容器)が大きすぎた場合、逃げていく熱も大きい。
空気の入れ替えのために上に布をかけるので、そこから逃げていく熱の量が多すぎてしまっては元も子もない!
※ちなみに保温電球40Wでは室温+7℃、60Wでは+10℃です。今回は品切れで購入できませんでしたが別売りの温度管理ミニマムサーモが便利そうです。
40Wは室内用、60Wは屋外で使い分けると良いかもしれません。
生まれたてのひよこの餌は卵のキミと玄米と水
体調を崩したひよこもいたのでそれ用に配合飼料も一応購入。
※普段は配合飼料は一切あげません。
水に浸けたお米や玄米、外に生えている雑草などを与えました。
ゆで卵の黄身を与えるとガンガン食べていたのでその様子に共食いじゃん…。
と苦笑い。しかし、栄養価があってひよこにとってはgoodです。
寝室で飼うとちょっと匂いが気になる
最初は、心配になってできるだけ近くに巣箱を置いて確認できるようにしようと思い寝室に近い場所に置いていたのですがやはり独特な匂いがします笑
糞尿と籾殻と餌と様々なものが入り混じった匂い。
夏場なら窓をあければ済むことですが冬場なのでエアコンの室内。
やはり室内のなかでも廊下で飼うのがベストですね。
廊下で飼うことに!温度は下がらない?
室内はエアコン(暖房)が効いており、なおかつひよこ電球のおかげで35℃に保温ができます。
しかし、廊下は室内と違って寒い!(10℃程度)
そこで、巣箱の上に厚手のバスタオルをかけて60Wの電球にチェンジすることで温度をキープすることができました。
60W→屋外に近い室内用
40W→エアコンが効いた室内用
水はこまめに変える
生まれたてのひよこはほぼ免疫がないので、衛生環境に気をつける必要がありです。
ひよこ電球で保温した巣箱の中に水を入れておくと1日も経てば汚くなってしまいます。
しかも匂いもちょっと気になる。
器などに入れておくとひっくり返したり、床を掻いて籾殻などの床に敷いたものを掘り起こすのでゴミが入って不衛生。
潔くケチらずに水飲みタンクを用意すると楽でした。買っておいてよかった。
まとめ
- ひよこを飼う環境を整えるには初期予算として11,000円程度
- 保温が特に大切で成長に合わせて巣箱の温度を変える
- 巣箱のサイズは20L以上で高さがあるもの(段ボールでも可)
- 水は毎日交換する(水飲みタンクは便利なのでおすすめ)
- 新鮮な空気が入るようにバスタオルなど布をかける(新鮮な空気が入るように)
- ひよこ電球は60Wと40Wを2つ用意すると安心(外気温で分ける)
しばらく観察していると、やはり巣箱から落下して寒い場所にいたひよこは弱り気味に拍車が。
どんなにひよこにとって良い環境を整えてあげても、すでに弱ったひよこ1匹は残念ながら救うことができませんでした。
しかし残りの7匹はすくすくと元気よく育っています。
大人の筆者も命の大切さについて考えるいいきっかけになりました。
(2023/11/13の出来事)
\ひよこを育てる上で今回購入したのはこちら/
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