こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。
夏も本番!外作業をするには、ちょっと厳しい気温です。
熱中症に気をつけながら、元気に夏を乗り越えたいものです。
朝山家のある大分県豊後大野市の里山は、
日中はうだるような暑さですが、熱帯夜になることは少なくなってきました。
山暮らしのメリットの一つです。
6月につけた梅も良い感じに梅酢が上がってきました。
今回の記事は、自家製の豊後梅の梅干しを作るために
梅漬けを終えて、いよいよ干す工程(2022/08/03)です。
さらに美味しく食べられるようになるのは、
干した後の2〜3ヶ月後の10月ごろです。
梅を干す時期は?
梅雨が明けたら、梅を干そうと計画していましたが、
予想以上に梅雨が早く明けてしまいました。
わずか14日で梅雨が明けてしまうという、観測史上最速の早さです。
湿気とカビの対策をしていたのですが、ありがたいことに対策不要でした。
自然って人間の読みが外れるので面白いです。
梅を干す時期!「土用干し」
土用〜という言葉があります。例えば土用丑の日にはうなぎを食べますね!
そもそも土用(どよう)って何?
土用とは?
年に4回訪れる、
立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間のこと!
4つの土用それぞれ、
「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」とも呼ばれています。
その中の、ちょうど夏の「土用」にあたる時期なので、土用干しと言われます。
昔は、様々なものを干すのに適している時期がこの時期。
じゃあ梅を干す時期は?というと
7月20日頃~8月7日頃までの土用の時期
が適しています。
空気も乾燥していて、晴れの日が続くので梅干しにはベストコンディションです。
なぜ土用干しをするの?
なぜ梅を干すかというと、ずばり!
殺菌効果と保存性が高まること!
梅に味が濃縮されていき、美味しく仕上がるからです!
いざ土用干し!
漬けた梅を干したのは、2022/08/3〜2022/08/5の3日間!
7月の中旬に干そうかと思っていたのですが、
3日連続の晴れの日がなかったので8月の初旬になってしまいました。
気温は、朝の時点で30度、湿度は50%前後でした。
竹かごにキッチンペーパーを敷きました。
外に梅を干すとゴミが心配だったので、網付きのふたができるものを購入しました。
梅と梅の隙間ができるように並べていきます。
梅に傷がつかないように、丁寧に優しく載せていきます。
今回は、関東漬けの梅干しなので梅干しの赤い色は、
紫蘇が入っていない分際立っていません。
土用干し1日目の梅の様子
朝の9時ごろから夕方まで干しました。
二回ほど裏返しをして、均一に干すことを心がけました。
天気が良すぎて、カラカラになりそうだったので
梅の乾燥具合をみて少し日陰にしたりして調整しました。
黄色っぽい梅も、乾燥していくにつれて色が変化していきます。
1日目は、夜は屋根のある野外に置いておき、夜露に当てました。
※夜は、湿度が高くなるのでしっとり仕上がるみたいです。
土用干し2日目の梅の様子
だんだんと水分が抜けていき、シワシワになってきました。
一つ味見をしてみたのですが、酸っぱくてご飯が食べたくなりました。
土用干し3日目の梅の様子
最終日は、梅をつけた梅酢を瓶ごと日光に当てていきます。
梅と同様に、殺菌効果と保存性が高まるのでぜひやってみてください。
梅酢も料理に使えますよ!
最終日の梅の様子はこんな感じです。
少し、白っぽくなっているのは
表面が乾いてきて塩が出てきているからです。
梅を干すちょうど良い机がなかったので、
代用でBBQコンロを使ってみた所高さがちょうどよかったです。
干した梅を瓶詰めする
いよいよ梅干しが完成です!
梅酢は料理にも使うので別で保存することにしました。
最終日に瓶ごと天日干しした梅酢に軽く干した梅をくぐらせていきます。
ちょんちょんと少しつけるくらい。
梅酢につけたのち、どんどん瓶の中に入れていきます。
あとは、ふたをしっかりと閉めて常温で2〜3ヶ月待つのみ。
梅干しの出来上がりの秋がとても楽しみです。
新米の収穫の時期は秋。美味しいお米と一緒に自家製の梅干し!
秋の季節の楽しみが一つ増えました。
(2022/08/10)
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