こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
台風6号の被害はありませんでしたか?
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豊後大野市では、大雨の影響で土砂災害が発生したりしました。
幸いなことに、朝山家のニワトリ小屋はしっかりと作ったおかげで倒壊することもなく
無事にニワトリさんたちは、全員嵐を乗り切ることができました。
しかしその後、なぜか全然卵を産んでくれません。
うちのニワトリは養鶏所ではなく自家用で、卵を産むために飼っているのですが、
だいたい調子が良い日には1日に1つの卵を産むことが多いです。
もちろん卵は美味しく食べるのですが、自然孵化させて新しいニワトリを増やすために現在奮闘中です。
関連記事▶︎【ニワトリ観察】ニワトリを放し飼いにして気づいたことvol.02~自然孵化~
ちょっと苦しそうにはぁはぁと息をしながら木の影や、
小屋の影で水を飲んでいたりしていました。
いつもなら放し飼いなので元気よく敷地を駆け回っているのですが、
夏バテかと思いますが、実はニワトリは冬よりも夏の暑さの方がきついのです。

ニワトリを飼うまで気にもしなかったことなのですが、
自然の状態に限りなく近い状態で飼育すると、真夏と冬は卵をあまり産まないことがわかりました。
仮に冬に卵を産んで雛がかえったとしても、生き延びることは厳しいでしょう。
実際に、初秋に生まれたひよこたちは冬に入ると全滅してしまいました。
自然は時に過酷で残酷です。
ニワトリも夏バテ?!食欲がなくなる?!
いつも米ぬかをベースに餌をあげているのですが、
昨年の秋ごろや春に比べて食べる餌の量が減っていることに気がつきました。
最初は、
今日も米ぬかかよ!違うご飯をよこせ!
とニワトリ達がボイコットしているのかと思いましたが
水をガブ飲みしている様子をみてみるとどうやら夏バテっぽいぞ?!


ニワトリの体調を見分けるための方法
写真:トサカが赤色(通常)
写真:トサカが紫色(不調)
ニワトリの体調を見分ける方法として、筆者が実践している方法としては主に3つです。
- ニワトリの尻尾が下がっていないか?
- 鶏糞は水っぽくないか?
- トサカの色が変わっていないか?
ニワトリの健康状態は尻尾が上がっている状態が元気な状態。
逆に下がっていると調子が悪いことが外観で判断できます。
鶏糞に関しては、下痢ではないですが水っぽい状態は良くない。
また、トサカの色は通常は鮮やかな赤ですが元気のない時は紫色になります。
※水っぽいうんちでしたが、写真は今回は載せないでおきます。
夏に産んだ卵は殻が薄い=割れやすい
写真:同時期に産んだ大きさの違う二つの卵
8月のニワトリの卵を割ってみたところ、スーパーで販売している卵より結構簡単にわれました。
しかし、全部殻が薄くて割れやすいかと言ったらそんなことはなく、
しっかりと固い殻もありました。
大きさはというと、通常の卵の大きさよりも小さいものも様々です。
少なからず気温が高いことがニワトリの産卵に影響していると肌で感じました。
なぜ夏に産んだニワトリの卵は殻が薄いのかというと、コープ産直たまごの目玉ニュースに理由が書いてありました。
暑くなると、体温を調節するために呼吸を盛んに行うため、肺を介して血液中の二酸化炭素を過剰に放出します。二酸化炭素が減ってしまうと、血液中がアルカリ性に傾いてしまうため、正常なpHに戻そうとする動きが起こり、その結果、血中のカルシウム濃度が下がってしまい、主に炭酸カルシウムでできている殻が薄くなってしまうのです。
ニワトリには汗線がない=汗をかけない
写真:たくさんの水を飲む様子
ニワトリは、人間と違って汗を排出する汗腺がありません。
運動をしたり、気温が暑い日に汗を大量にかくのは、人間とウマくらいのようです。
汗をかけば、気化熱で放熱できるので体温調節をすることができますがニワトリはそれができないため、熱中症になってしまうようです。
関連記事▶︎気温30度から顕著になる“ニワトリの暑がる仕草”を解説
夏バテを予防するための対策
写真:スイカを食べるうちのニワトリ
実際にニワトリの夏バテに効果がある対策をまとめてみました。
- 適切な飼育スペースを確保し、直射日光を避ける
- 飲水の確保と水を新鮮に保つ
- 栄養バランスの取れた食事と餌の工夫(糖分と水分が多く含むもの)
- 適切な換気と通風の確保
- 涼しい場所への移動や避暑スポットを設置する
- クーリングデバイスの活用(自家養鶏の場合は水風呂や雨水をかける)
- 日中の活動制限と涼しい時間帯に外に放す

(2023/08/19)
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