こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。
今回は、大分県に移住して感じたことの一つ
「あれ?大分県ガソリンの価格高くない?」
筆者は宮崎県から移住してきたのですが、車で移動する中で県境を跨ぐと
レギュラーガソリンの価格が宮崎県と全然違います。
移住した当初は、

と思っていましたが、記事後半の方で書きますが
その理由は輸送コストではないようです。
写真:緒方町の給油所(緒方中央JASS)
ちなみに、現在住んでいる家から一番近い最寄りのガソリンスタンド(JA緒方SS)の
レギュラーガソリンの1Lあたりの価格は171円でした。(2022/09/29時点)
※農協が経営している関係で日曜日は営業していません。
全国の平均の価格は163円となっていて、
大分県は全国の中でも価格が高いことが数字でもはっきりわかります。
出典:e燃費(過去5年間のレギュラーガソリン価格の推移)
移住した時(2018年3月)のレギュラーガソリンの平均価格は134.6円/L だったの対して
この記事を書いている現在(2022年9月)のレギュラーガソリンの平均価格は156.3円/Lに。
1Lあたり21.7円/Lもガソリン代が上がっています。
田舎暮らしでは車は必須で、移動手段として必ず必要です。
今回は、生活費であるガソリン代のお話です。
なぜ大分県はガソリンの価格が高い?
結論からいうと、
大分県の「石油販売協同組合」の力が強いため価格競争や安売りをしないから。
石油販売協同組合とは何?
と思った方はこちらのリンクに詳しい説明があります。
ちなみに、こちらが大分県石油商業組合HPです。
県が価格を抑えるように事業者に言えば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。
しかし!
大分県としてもガソリン販売価格を事業者に安くするように強制できないため、
補助金を交付することで対応しているようです。
ガソリン価格についての大分県の提言
最初の疑問である、
大分県は山が多いからガソリンの輸送コストが高いのかな?
という予測でしたが、
大分県は九州の中でも、唯一の石油精製施設があり、
ガソリン代の価格の内訳は?
そもそもガソリンの価格ってなんなんだろうって思いますよね?
ガソリン価格の構成比に関しては、半分が税金です。
内訳としては、
ガソリン本体価格+ガソリン税+石油石炭税+(全体の金額に掛かる消費税)
=支払うガソリン代
180円/Lであれば、90円/Lが税金です。
ガソリン代の中に税金が入っているのに、消費税まで支払うのは二重課税では?!
と思いますよね?
それは、
ガソリン税と石油税→石油会社の納税義務
消費税→ガソリンを購入した消費者の納税義務
という理由から。
企業活動において、税金や諸々のコストを考慮するのは石油会社に限った話ではないので
しかたのないことなのかなと感じます。
結局のところ支払うのは消費者なので、
税金の負担は出来るだけ軽くして欲しいと願うばかりです。
まとめ
大分県のガソリン価格が高い理由は
各ガソリンスタンドの立地環境や流通コスト、経営規模、仕入れ価格等に基づき決定されるもので個々の事業者の自主判断される。
個々の事業者の集まりが「石油販売協同組合」であり、石油販売協同組合の力が強く、価格競争や値下げをしないから。

ガソリンを満タンにしてきてくださいね!
それではまた!
(2022/09/28)
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