こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。
今回は、田舎に移住して買ってよかったものをまとめてみました。
筆者は、田舎で暮らす前はできるだけものを持ちたくない派でしたが
そもそも田舎にはサービスが少ないので、必然的にDIY精神が芽生えます。
そして、ある程度道具があれば何かと自分でできることも増えて節約にもなります。
そこで、
4年間の田舎暮らしでこれは買ってよかったなと思うものを備忘録として
リストアップしておこうかと思います。
※私たちの住む里山にはホームセンターがあるのですが、
そこでは手に入らないもの(ネットで買った方が早くてお得)が中心です。
里山の中古住宅(古民家)
まず田舎暮らしで買ってよかったものの第1位は中古物件(古民家)です。
多少は固定資産税がかかりますが、家賃と言う大きな固定費がなくなりました。
地方の古民家は固定資産税が安く、持ち家でも負担は全然ありません。
自分たちの暮らしを自分たちで作り上げていくのは、とても楽しかったです。
リノベーションは約1年半かかりましたが、自分の理想を形にできたので大成功でした。
地方での家探しのことは、こちらの記事を読んでみてくださいね。
家の周りの整備
田舎暮らしの宿命草刈り。
それは、雑草との戦いです。除草剤を撒けば良いじゃないか!
という方もいるかもしれませんが、私たちの住む里山は植物の生命力が強すぎて
効果は半年ももたないし、草刈機で刈り取った方が早いのです。
これから田舎暮らしをする方は絶対に必要になってくると思います。
【リスト01】田舎ぐらし必須アイテム草刈機「ホンダ刈払機 UMR425-LWJT」
里山に住み、日頃から草刈り作業をしている筆者のおすすめは
ホンダの草刈機(UMR425-LWJT)です。
他にも様々なメーカーのものを使ってみたのですが、これがしっくりきました。
ハイパワーでガッツリ作業する方にもおすすめ。
あっという間に草刈りが終わります!
草刈機の選び方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね!
この草刈機は4ストロークエンジンを採用していて、
燃費も良いのでガソリンがあまり減りません。
また、2ストロークエンジンではないので混合ガソリンを作る手間もなく
混合ガソリン用のエンジンオイルが不要です。
※4ストローク用のエンジンオイルが必要です。
【リスト02】アウトドアでも大活躍!モキ製作所「無煙炭化器」
草刈りをした後の片付けやバーベキュー、さらには秋の焼き芋と焚き火など
1つあればたくさんの役割をになってくれる田舎暮らしで大活躍する道具
モキ製作所「無煙炭化器」
です。
私たちは、BBQに使う炭を作ったり、床下調湿剤用の建材を作ったり、
除草後の草の処理などに使っています。煙が全然出ないので近隣の住民にも迷惑になりません。
私たちの住む里山は農業振興地域なので、焼畑などをされている方が多く、
そもそも煙の心配はないのですがBBQや外ご飯に活用できることもあって
買ってよかったと思っています。
【リスト03】:庭木や薪づくりに!「マキタチェーンソー」
庭園関連の仕事もしている私のおすすめは、
マキタのチェーンソー(MEA3201M)です。
ちなみに、大規模な古民家のリノベーションや解体作業にも活躍します。
有効切断長平均25~40cm程度のものです。
林業をしている方は、もっと大きなチェーンソーを使うのですが
庭先や、支障木、さらには薪を作るのにちょうど良いサイズです。
田舎暮らしで生活に使うもの
【リスト4】:田舎は街灯が少ない!「懐中電灯」
電池式の懐中電灯も良いのですが、電池切れの際に使えないのは困ります。
電池のストックも重要ですし、雨が降ってる際にも使えるものが便利です。
街灯も少ない場所に住めば、夜外に出る際に必須アイテムです。
普通の懐中電灯でも良いのですが、
防災用としてもかねて私たちの場合は
防水の懐中電灯をオススメします。
ちなみに、防水機能のレベルの高さは、「IP+二桁の数字」で能力値がわかります。
数字の左側は防塵の性能の高さ、
右側が防水の性能の高さとなっています。
数字が大きいほど高性能で、IP68と表記されたものが一番性能のいいLED懐中電灯となります。
東芝LEDランタン付き懐中電灯 KFL-304L(W) 防滴構造がオススメです。
もっぱら、明るすぎる懐中電灯をつけると、光めがけて虫がアタックしてくるので
筆者の場合は自宅に帰った際、月明かりに目を慣らしてiPhoneで照らして頑張って家に入ります笑
【リスト5】:災害でも安心!「対流式ストーブ」
田舎暮らしで憧れるストーブです。
コロナストーブとTOYOTOMIストーブの2種類がありますが、
電池やライターを使わずに点火することができる
石油ストーブ(TOYOTOMIストーブ)がオススメです。
手回しで発電することで放電点火できる「ぐるんPa」というシリーズです。
ほとんどの石油ストーブの点火は電池やマッチ、ライターを必要としますが、
このシリーズは電池や火器が不要です。
※この電池レスモデルはトヨトミだけ
ちなみに、石油ストーブ自体が防災製品として認証されており
手回し発電で点火することができる「トヨトミのぐるんPa」は
防災製品としてかなり優れています。
自然災害に備えて買っておくこともおすすめです。
【リスト6】:大きなゴミも!掃除機より「集塵機」
古民家に住むと、どこからやってきたのかわからない大きさの砂や
虫の死骸など都市部に住んでいたらあまり考えられないサイズのゴミが家の中に。
掃除機は紙パックがおすすめなのですが、埃も大きなゴミも砂も一網打尽にできる集塵機を
我が家では使っています。
家の窓を全開にして、集塵機で一気に吸い上げるので部屋が広くても大丈夫。
普通の掃除機より断然集塵機です。
E-Valueというメーカーの業務用乾湿両用掃除機(20L EVC-200PCL)を買っています。
価格も安価で申し分ないです。
乾湿両用なので、なんでも吸い込んできれいにできます。
【リスト7】:家の中で?!「虫取り網」
家の中で虫取り網なんて必要なの?!
と思った方もいるかもしれませんが、田舎暮らしを長く経験するとその理由がわかります。
筆者も最初は必要ないと思っていたのですが、
家の中で虫が出るたびに殺虫剤をシューっとするのは人間にとっても害になるし
何より、殺虫剤を買うお金がもったいないです。
虫網でほい!と虫を捕まえて窓を開けてさようなら!
その方がシンプルで早くてスマートです。
古民家DIYに使うもの
本格的なDIYをする方でなくとも、家に一台あると絶対に役に立ちます。
ホームセンターに行けば、安価で売っているものもありますが
せっかくなので、長く使えて様々な用途に使いたいですよね。
そこで、最低限の暮らしであった方が良いものを一部紹介します。
【リスト8】:一家に1台!「電動ドライバー」
DIYをする人やしない人問わず、家にあったら何かと大活躍してくれるのが
田舎暮らしの三種の神器と言っても過言ではない、インパクトドライバー。
ちょっとした家のメンテナンスや、棚を作ったりするのに便利です。
田舎暮らしをしている人は持っていない人はいないのではないか?
ぐらいに筆者は思っています。
最初は、マキタの14Vの電動ドライバーを使っていたのですが
DIYをガッツリするようになってからは18Vのバッテリーの
マキタインパクトドライバー(TW300DZ)を愛用しています。
他のマキタの電動工具にもバッテリーの汎用性があるのでこれから様々な工具を使っていきたい人は
絶対に18Vのインパクトドライバーをおすすめします。
私が使っているものをリンクに送付しておきます。
【リスト9】:DIYするならまずはこれ!「電動ノコギリ」
家の中の家具などを処分したり、ちょっとした棚を作りたい時に便利な電動ノコギリです。
解体したりする際に使うのであれば、コードありの電動ドライバーでも良いと思いますが
やっぱり便利なのはバッテリー内蔵のコードレスの電動ノコギリです。
私が現在愛用しているのは、マキタの充電式丸のこ(HS001GRDX)。
サイズも様々ですが、本格的に使いたい方におすすめです。
使う頻度が低くて使えれば良いという方はこちら。
ちなみに、朝山家のリノベーションや屋根の雨漏り修理はこちらの工具を使って作業しました。
特に、屋根の修理などはコードレスがよかったなと今になって思い返します。
【リスト10】:木工研磨などに活躍!「ランダムサンダー」
ちょっとした家具や棚を作る際に大活躍のランダムサンダー。
木工、金属、プラスチック製品などの研摩作業や塗装はがしなど
DIYで現役で活躍中です。
愛用しているのは、(E-Value ランダムサンダー 125mm EWS-220R)です。
ちなみに、かれこれこれが3台目のランダムサンダーです。
価格もお手頃なので、使い倒せる消耗品としてこれをセレクト。
専用のやすりを変えるだけなので、重宝しています。
あると便利!料理で使うもの
私たちの生活圏内には、飲食店がほとんどありません。
お隣の町に出かければたくさんの飲食店があるのですが、残念ながら車社会なので
お酒を飲んで帰ることが厳しいです。(代行サービスを使えば可)
美味しいものが食べたい!と思ったら自分で作ろう!ということになるので
料理の腕も上がって、田舎の新鮮な食材も活用できてかつ安上がり!
一石三鳥です。普通の料理よりちょっとランクアップしたものを作りたい
という時に買ってよかったものを紹介していきます。
【リスト11】:料理のレパートリー広がる「ハンドブレンダー」
田舎暮らしをすると、新鮮な野菜や果物などがたくさん手に入ります。
ジュースを作ったり、スープを作ったりするのに重宝します。
以前は、テスコムのハンドブレンダーを使っていたのですが、
使う頻度が多すぎて、2年間ももたなかったので業務用のものに買い替えました。
メーカーは「クイジナート」です。
業務用なので、長く使えて便利です。
【リスト12】:備蓄した食料に!「冷凍の肉を切るための包丁」
私たちの住む里山は都市部と違い、夜でも空いているスーパーがありません。
そこで、食糧の備蓄がある程度必要となってきます。
常温で保存できるものであれば良いのですが、生ものなどは冷凍する必要があります。
かちこちに凍ったお肉や魚を普通の包丁で切ってしまうと、
包丁が欠けたり、最悪使えなくなってしまいます。
かく言う筆者も冷凍のお肉を切った際に包丁が欠けてしまい失敗したことがあり
田舎暮らしをするにあたって、家に1本あっても損はしないものだと思います。
移動手段について
移住前は、軽トラとか軽バンなんてダサいし絶対乗りたくない!
と思っていたのですが、田舎に住んでその価値観はガラリと変わりました。
四駆でないとそもそも通れない道があったり、なんでも運べたり
実用的でゴリゴリ使っても丈夫なものが良いし便利だと痛感しました。
私たち夫婦は空き家をDIYでリノベーションをしたのですが、
資材を運んだり、空き家に残った残留物を処分するのに軽バンが役に立ちました。
もし余裕がある方は、作業用と生活用の車の二台持ちがおすすめです。
【リスト13】:たくさん荷物も積める!「軽バン」
私が普段乗っているのは、四駆の軽バンです。
リノベーションやDIYで不要となった資材や、一般家庭のゴミ袋に入らない大きさのゴミなどを運搬するのに
非常に役に立ちました。何度も清掃センターに通ったのは今では良い思い出です。
そして使い勝手で言うと、山道でもある程度の農道も行けるので安心です。
農業をガッツリする方なら、荷台に草刈機や農業資材を積める軽トラがオススメですが
筆者は家庭菜園レベルであることと、DIYなどで使う工具を運んだりするので雨に濡れないように
軽バンを選んでいます。
【リスト14】:もしもの備えに!「ブースターケーブル」
バッテリーが上がってしまった際、慌てた経験ってありませんか?
都市部なら、JAFや車屋さんなどがすぐに駆けつけてくれたり、
車通りが多い場所であれば、心優しい誰かが助けてくれるかもしれません。
しかし!
田舎ではそうもいきません。
車屋さんが夜に開いていなかったり、
そもそも物理的に距離があって駆けつけてくれるまでに時間がかかり、
復旧に時間がかかってしまうこともあります。
予備のバッテリーとブースターケーブルを常に車に乗せておけば、
もしもの時に慌てずに済みます。
ちなみに筆者は、外出先で冬の夜にバッテリーが上がってしまい
ブースターケーブルや予備バッテリーのお金よりタクシー代の方が
多くかかった経験があります。
【リスト15】:車があまり通らない場所に住むなら「ジャンプスターター」
車のキーを回す、またはスタートボタンを押したときにエンジンがかからない!
それはバッテリー上がりが原因のことが多いです。
弱々しくセルが回ったり、その後すぐにエンジンがかからなければバッテリー上がりです。
ジャンプスターターとは、車のバッテリーが上がってしまったとき、
一時的に電力供給をしてエンジンをかけることのできるアクセサリーです。
JAFのお世話になりたくないのであれば、
車のダッシュボードの中にお守り代わりに入れておきましょう。
番外編
【リスト16】:応急処置に「ポイズンリムーバー」
ポイズンリムーバーって役に立つの?エビデンスあるの?
という人もいるかもしれませんが、実際に私は何度も
「SAWYER ソーヤー エクストラクター・ポイズンリムーバー」
という製品に助けられています。
4種類の吸い出し用の吸引カップがついているので刺されたり、
咬まれた範囲に合うように黄色の箱に入っています。
実際に使うことを考えたら、
吸引する場所の患部の毛を剃るための剃刀(カミソリ)
を入れておいた方が絶対良いです。
アウトドアや登山にも一個入れておくと安心です。
【リスト17】:過疎地でも安心!「ホンダの発電機」
停電などの対策で発電機を用意しています。
ホンダの「EU18i EU18iT JN 121cc」という赤い色の発電機です。
1台で1800Wの電気を5.3時間供給することができるので
備蓄している冷凍庫の食材がダメになることはありません。
備蓄している食料を守るためにも発電機があるとやはり安心です。
ガソリンでしか動かないので、あわせてガソリンも備蓄します。
私たちの場合、ガソリンを備蓄しても、
除草作業や薪作りでチェーンソーや草刈機などを使うので
無駄になることはありません。
ただ、ガソリンのみで動くわけではなくエンジンオイルも同時に必要なので、
あわせてストックしましょう。10W-30はオイルの粘度です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
田舎暮らしは意外とお金がかかりますね!
買ってよかったものを厳選してリストアップしてみました。
中古品を買ったり、知り合いの方に貸してもらったりするのも良いかもしれません。
少しずつ少しずつ、必要なものを揃えて行けると良いですね!
それではまた!
(2022/09/13)
\あさやけ編集部はTwitterもやってます!/
【こちらの記事もあわせてどうぞ!】