こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の集落から発信しています。
今回のテーマはズバリ!
豊後大野市の地域おこし協力隊は、活動を終えた後どのような形で定住し仕事をして地域を盛り上げているのか!というテーマです。

「地域おこし協力隊」という制度は自治体ごとに運営や活動が様々で条件や待遇なども千差万別です。
もし、協力隊になりたい!という方は自治体の募集要項と卒業後OBはどんな活動をしているのかも応募する上で参考にしてみてくださいね!
ちなみにR4年の総務省の協力隊についての調査結果はどうなのか?
という全体的な話でいうと、
令和4年3月末時点で任期終了した隊員数は9,656名(令和3年3月末8,082名から1,574名増加) 任期終了後、およそ65%の隊員が同じ地域に定住。
令和4年度 地域おこし協力隊の定住状況等に係る調査結果より
だそうです。
定住率65%ということは約6,276人が制度の最終目的を達成したということです。
現在の豊後大野市の地域おこし協力隊の情報はこちら!

1位熊本県(71.8%)→2位大分県(68.8%)→3位福岡県(66.0%)
となっているようです。
地域おこし協力隊を卒業をしたのち、起業をするのもよし。地域から離れるもよし。
ちなみに、極端に定住率が悪い自治体ってちょっと警戒しちゃうかもしれませんが自治体とのミスマッチが原因だと協力隊OBの筆者は感じます。
データだけでは自治体を図ることは困難では?
と定量的に移住先を検討する上での一つの指標ぐらいに思っておけばいいと勝手に思っています。実際に住んでみないとわからないことだらけです。運要素もあるかも。
関連資料▶︎R4年「都道府県別任期終了者数と定住率」:総務省HP引用
協力隊っていっても制度上の肩書きでその後どうしようが個人の自由です。
ちなみに、卒業してからもしばらくはその肩書きが一人歩きするので全く違う仕事や活動をしていても、協力隊だよね!と声をかけらたこともしばしば笑
活動を覚えていてくださるだけでもありがたいです!
前置きが長くなったのでそろそろOBはどんな活動をしているのか紹介したいと思います。
限界集落の空き家を再生した民泊「朝山家(あさやけ)」
この記事を書いている筆者と妻の二人で運営している、国の重要文化的景観に選定された農村景観に位置する週末一組限定の民泊です。
宿を立ち上げることが協力隊の業務ではなかったため、仕事の休みの日や活動日とは別にコツコツと里山でも暮しを営める生業を作っていきました。
協力隊の任期が終わった後しばらく起業の準備でかなり大変でしたが、今ではいい思い出です。
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地域資源を活用した飲食業の起業「旬喰ふたひろ」
宿号の「旬喰ふたひろ」とは、手の届く範囲(ひとひろは両手を広げた時の長さ)の食材を使って地域の食材に魔法をかけたような和食を提供する緒方町平石にあるお店です。
なんと自ら無農薬でお米を作り、野菜やジビエを使っているこだわり。豊後大野市を代表するといってもよいくらいファンが根強くかつ町の人気店に。
現在、店舗は準備中。ケータリングやイベント出店などで活躍中です。
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酒蔵をリノベしたフリースクールで起業「ここのね」
豊後大野市大野町に明治時代からある酒蔵を活用したフリースクールです。
子どもも大人も対等な関係で、大人の社会と同じように「いつ・誰と・どこで過ごす」のかを子どもたちは自由に選ぶことができ、何よりも子どもの自発性を大切にしている場所。
↓代表の山下浩二さんのブログ↓

フリースクール自体が民間事業なので、公的な補助がないため子どもの教育の場をハード面から整えたりと大変だったようです。学校を作るってすごいことですね!HPにも詳細が書いてありますが寄付にて応援もできるようです。

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現役の豊後大野市の協力隊の卒業後は?
これから活動を終える協力隊の小加部さんの目標は、カフェ起業を目指すこと!
現在のミッションは移住定住に関するイベントや情報発信、PRを通じて、
特に持ち前のセンスと工夫で、ウェブデザインやチラシ制作でも大活躍。
SNS(インスタグラム)でも豊後大野の魅力を発信しています。
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小加部さんの協力隊任期後の夢は、祖母の暮らす朝地町でカフェレストランを開業すること。町にカフェができるのはすごく嬉しいし地域も盛り上がること間違いなしです。
残りの地域おこし協力隊の任期も含め、小加部さんの描く未来もワクワクですね!
様々な個性や得意なことを生かして地域に貢献していく。
豊後大野市にはそんな仲間がたくさんいます。
地域おこし協力隊や移住などを検討される際にはぜひ、豊後大野市の協力隊OBに会ってお話を聞いてみるのはいかがでしょうか?
(2022/12/11)
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