こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回は、2023/11/26(日)に大分県豊後大野市緒方町の「cocomio」にて行われた大分大学の講義、「地域の住まい論」という科目の中で「地域の空き家を活用して起業するまで」という内容で講話をさせていただいた内容です。
「朝山家」の取り組みや空き家を再生することの大変さがすこしでも伝わり、
これから緒方町で空き家や古民家を活用して事業をされるきっかけになれば良いなと感じました。
講話後は実際に緒方町の空き家があるエリアに足を運び、フィールドワークを行いました。
最後にグループごとにアイデアを発表するという流れで進んでいきました。
【講和01】豊後大野市まちづくり推進課空き家バンク担当の方からのお話
写真:豊後大野市への移住者と空き家の関係
まずは空き家の総数や移住者数などの行政側の豊後大野市の現状についてのお話がありました。
令和4年の行政データでは、
空き家バンク利用希望登録者(移住希望者など)168名に対して空き家成約件数36軒と約20%ほど。登録物件は41軒。
R4の移住者は109人と年々増加傾向ですが、移住希望者に対して登録されている空き家が少なく、需要に対しての供給が追いついていない話などが印象的でした。
また、空き家を活用する上での水道などのインフラの脆弱さや空き家バンクの仕組み、助成金などの説明もありました。
【講和02】「朝山家」の空き家活用のきっかけやDIYの話
空き家バンクの制度上の仕組みや豊後大野市の空き家の現状を聞いた後は、「朝山家」の講和です。
流れとしては、空き家を宿として活用し地域で仕事を作るまでのストーリー。
そして観光や地域の情報発信にてオウンドメディア兼ローカルメディアとしてもマネタイズ、空間の教育活動(ピアノ教室、学習塾など)についてなどです。
- 限界集落に移住してから空き家を探すまでの話
- 地域の方々に協力をいただき空き家を見つけた歩み
- 空き家をDIYするビフォーアフターと過程の様子やコツ
- 宿としての空き家活用の実際
- 宿+αの事業でマネタイズ(コミュニティスペースなど)
- 宿の経営2年後の統計データの紹介
- 複業にて初期投資(開業費)を回収したこれからの経営目標について
興味がある方は当日の講話用の資料を公開しますのでダウンロードしてみてください。
空き家活用の事例や参考のひとつになれば幸いです。
※資料パスワードについては資料活用の目的を添えて直接ご連絡ください。
2021_11_26_大分大学講義用資料「ローカル起業空き家を活用した移住定住プロセスについて」[pdf]
実際に緒方町の空き家を巡るフィールドワーク
講和後は、それぞれの班に分かれて空き家があるエリアをみんなで調査しました。
学生さんたちは真剣にメモを取ったり写真を撮って立ち止まって考えたり。
児童館や放課後の子どものための活用などなど。学生目線での活用アイデアが出て、筆者の私も参考になりました。
まとめ
講義を受けた学生さんの感想として、空き家の活用、事業化等の具体的なイメージができ、とても参考になったと嬉しいご意見を頂きました。
今回はスケジュールやバスの道幅の関係で現地訪問は出来ませんでしたがいつか、朝山家にも訪ねて来てくださいね。また、フィールドワークでは実際に物件を自分の目でみて、地域を歩くことで活用のイメージに繋がったようです。
田舎には仕事があまりなく、生活していく上では自分で仕事を作らなければなりません。地方に移住して事業をはじめるのは少しハードルが高いですが、拠点を置くという考え方(関係人口)もあります。
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加えてそれをサポートしてもらえる体制もこの町にはあります。
地域活性化のためや自己実現のためになど、田舎で空き家を活用した持続可能な地域ビジネスをスタートする仲間が1人でも増えれば良いなと思っています。
パラレルライフデザイン代表:日淺聡士
(2023/11/26の出来事)
↓空き家をDIYした様子はInstagramにて↓
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\この記事で使われている写真はこちらのカメラで撮ってます/
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