こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
前回の記事では、田舎での家探しの方法を書きました。
空き家バンクの仕組みを知ることや、
地域の方と一緒に探すことが効果的でもあります。

私たち夫婦の失敗したことと成功したことをまとめてありますので、
少し長いですが是非読んで参考にしてみてくださいね!
通信環境は必須!〜スマホとインターネット〜
電話が出来なかったり、スマートフォンの電波が弱い地域に住むことはあまりおすすめしません。
まずは、必ず住む予定の家の通信環境を確認しましょう。
「電波が届かない家って、今の日本に存在するの?」
って思ったあなた。考えが少し甘いかも。
私たちの住んでいる町にも普通に存在します。
スマホが使えなかったら、Youtubeも見れないし調べ物もネットショッピングもできません。
そして何より、緊急時に連絡をとる手段がなくなる恐れがあります。
インターネットに関しては、大手のプロバイダーが契約できない地域なんてざらです。
では、「インターネット回線はどうやって引くの?」と思うかもしれませんが、
私たちの住むエリアに関しては
大分ケーブルテレコム株式会社(J:COM)が行っている、
ケーブルテレビなどのサービスを利用する以外選択肢がありません。
全くないよりはマシかと思います。
料金等の詳細については、大分ケーブルテレコム株式会社(J:COM)のホームページを確認してみてください。
会社勤めなら居住エリアに気をつけよう
移住後にサラリーマンで暮らす予定の方へは、
農業をしている方が大多数住むエリアはあまりおすすめしません。
なぜなら、農家さんの生活スタイルとサラリーマンの生活スタイルは絶対合わないからです。
業種にもよると思いますが、地域の活動が土曜日や日曜日にある可能性が高いです。
せっかくのお休みの計画を立てていても、地域の活動が突然入って、
そちらを優先させなければならないことも発生します。

行事の内容は、草刈りだったりお祭りのことだったり…
中には、活動に対して補助金が出る場合もあるため
ボランティアではなく仕事と捉えている方もいらっしゃいます。
地域によっては、
「個人の都合よりも自治会を優先させてください」
という古い考え方が当たり前になっているエリアもあるので、注意が必要です。
※私たちは個人事業主ですので、かろうじて参加できています。

また、草刈りなど汗を多く流す行事も多くあるため、体力的な覚悟が必要です。
それに、自治会やその地域のあり方を話し合う会議(寄り合い)は
農家さんたちの多数決で決まることが多く、サラリーマンや都会的な考えはマイノリティーです。
もし、住みたい地域が農村なのであれば、
地域の方々に受け入れてもらえるよう話し合いましょう。
それでも厳しそうであれば、先輩移住者が住んでいるエリアや、
移住者に関して理解が大きい地域を探してみるのも良いかもしれません。
スーパーや買い物が近い場所がオススメ
いくらネットショッピングができる時代とはいえ、すぐに買いたいものはやはりスーパーで手に入れたいですよね。
地方では、高齢化や過疎化の影響で、買い物ができるスーパーが減ってきています。
現に私たちの住む隣町の地域では、私たちが移住してから数年後に
スーパー(Aコープ あさじ店)が無くなってしまいました。
隣町の方は、どこに買い物にいっているのだろうかと思います。
コンビニすら町にはありません。
ちなみに、私たちが住んでいるエリアにはかろうじてスーパーもコンビニもあります。
しかし、個人的にコーヒーが美味しくて大好きなセブンイレブンが近くにありません。
そのため、家でドリップして飲むことが増えました。
豆にこだわってみたり、注ぎ方にこだわってみたり。
それはそれでよかったのかもと最近は思います。
病院が近いエリアがオススメ
もしものことを考えると絶対に外せない病院の有無。
マムシに噛まれたり、スズメバチに刺されたり。

人間が自然の中で暮らすのは常に危険が隣り合わせです。
ちなみに私たちが住む大分県豊後大野市では、
高齢化と出生率の低さから出産施設の需要が減り、
なんと、出産ができる産婦人科がなくなりました。
もはや、これから移住する若者にはハードなまちになってしまいました。
私たちはまだ子供はいませんが、
もし子供を授かったら隣の市(大分市)に通わなければなりません。
高齢化と急速に人口が減っていく過疎地域において、
結婚式場や子供を育てるための施設は需要がなくなってしまうということ。
地域の衰退を肌で感じることもしばしばです。
子育てには力を入れていますので、子供がすでにいる方には優しいまちです。
インフラについてよく確認する
インフラに関しても、都市部では当たり前のことが
地方では当たり前ではないことが多々あります。
コンビニでWi-Fiが使えるなんてことは当たり前じゃないですし、
24時間のガソリンスタンドが近くにあるわけではありません。
水道や電気に関しても都市部とは環境が違うので注意です。
電気の許容電力を確認する
築40年以上の古民家や、昭和の古い家によくあること。
以前住んでいた家も契約電力が低く、
「ドライヤーを使うだけでもブレーカーが落ちた!」
なんてことがよく起こっていました。
電気代を節約する目的なのか、昔は電気は全然使わなかったのか、その規格が普通だったのか。
昔のことは詳しくありませんが、契約できる最大電力量も低い場合があります。
古民家によくある「単相2線式」は
契約電力は30アンペアよりも上げられないので注意です!
また、漏電などにも気をつけましょう。
屋根裏に動物が住み着いていた痕跡があれば、尚更注意が必要です。
現代の生活では40A以上の電力が必要なので、
単相3線式に電気工事を依頼して変更する。
もしくは、最初から単相3線式で引き込んでいる物件を選ぶのがおすすめです。
水道の運営方法を確認する
水道って蛇口をひねればすぐに出てくると思っている方。
確かに都市部では当たり前です。
地域にもよりますが、水源を自分たちで管理している地域もあります。

天気が晴れが続いたり雨が少ない時期など、稀に
湧水量が少ない場合は水が出ないこともあります。
水道設備が無い地域は、「簡易水道」という形で
水を確保しているところも豊後大野市にはあります。
空き家の期間が長いと、おのずと水道の使用頻度も低くなります。
水道管が錆びてしまっていたりして
最悪の場合、濁った水が出てくることも。
地域によっては、水源を共同で使っているところもあります。
私たちの住む地域もそれに該当します。
↓↓↓↓↓↓↓↓私たちが経験したことを下記の記事にまとめてあります。↓↓↓↓↓↓↓↓

私たちの住む地域の水道は、住民がお金を出し合って作った水道設備です。
エリアにもよると思いますが、
いきなり知らない人がきて、「水源を利用する権利をください!」と言われても、
みんなでお金を出し合って作った設備なので、水を利用している住民の許可と理解が必要です。
自分たちで作ったライフラインなので当たり前です。
インフラ設備を地域の住民で作ってしまう。都市部では到底考えられないことだと思います。
私たちの場合は、すでに水道が引きこんである古民家だったので
新たに水道管を引き込む工事はしていません。
水道を使うための組合には、ありがたいことに快く加入させていただきました!
水道環境の整っていない空き家に移住してきてすぐに水を引いたりすることは、
条件によっては難しいなんてことも最悪の場合ありえます。
その際は、ボーリングをして井戸を掘ることも視野に入れるのもいいかも。
それなりに工事の費用がかかりますが、、、、。
↓↓↓↓↓↓↓↓私たちが経験したことを下記の記事にまとめてあります。↓↓↓↓↓↓↓↓

住みたいエリアの住民が、あなたのことを理解してくれるまで時間がかかるかもしれませんが、
まずは、挨拶だったり地域に関わる機会を積極的に増やすことをオススメします!
地域おこし協力隊などの制度を利用して、
地域のことを知ることが家探しをする上で近道かもしれません。
私たちもそうでした。
朝山家では、田舎暮らしの相談にも乗っています!
興味がある方はぜひ遊びにもいらしてくださいね!

私たちの経験が、これから移住希望や田舎暮らしを検討する方の
参考になれば嬉しいです。
あなたの地方での暮らしが成功することを願って。
(2022/06/28)
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