こんにちは!朝山家の聡士です。
今回のお話は、田舎暮らしをする上での必須スキルと言っても過言ではない、
草刈りのスキルです。

人によっては草刈機のことをビーバーとか言いますね。
「ビーバー」とは、山田機械工業という会社が製造している、草刈り機の商標のことです。
今でも、草刈機=ブランド名:「ビーバー」が通用するなんて、当時はすごく画期的な商品だったのですね!!
さてさて話を戻しまして、自分は田舎暮らし初期(4年前)に、2万円程度の草刈機をホームセンターで購入しました。
慣れてきた現在は、HONDAの(型番:UMR425K1-LWJT)という草刈機を所有しており、2台使っています。
今回は初めて使う方のために、
BIG-M エンジン刈払機 排気量20cc, KC20NXで説明していきます。

↓↓↓↓↓↓ホームセンターで安価で手に入れることができるので入門用です。↓↓↓↓↓↓
この草刈機を選んだ理由は、軽量タイプ。女性でも手軽に使えるためです。
なおかつ、ECOエンジン搭載で燃費が良いのがポイントです。
燃料の準備(混合油の作り方)から、草刈機の選び方など
作業する前の準備手順を紹介していきたいと思います。
目次
草刈機の選び方
たくさんの種類がある中で、どれを選んだら良いか初めての方はわからないかと思います。
草刈機って都市部で生活していたら、仕事じゃなければ使うことあまりないですもんね!
私の住んでいる限界集落は、ほとんど農家さんばかり。
ほぼ毎日使うので、草刈機のことはかなり詳しく
「エンジン式の方が良いよ!」
と地域の方にアドバイスをいただきました。

他にも、草払機の選び方はたくさんありますので参考にしてみてください。
動力の種類で選ぶ
電動式(初心者におすすめ)
【良い点】販売価格から見ると最も安く、使用方法も簡単。
まずは、庭の手入れなどやってみたい!と思う方におすすめです。
電源コンセントがあれば連続使用ができます。
【悪い点】電源がないと使用できない。中山間部や田畑での使用には不向きです。
エンジン式に比べてパワーもかなり劣ります。
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充電式(電源がなくても使える)
【良い点】作業音が静かなので周りに家があるところでも使うことができます。
バッテリー電圧の高い機種であれば、エンジン式と同じくらいのパワーがあります。
重量は比較的に軽く、力の無い女性やお年寄りにもおすすめです。
【悪い点】作業できる時間が、バッテリーの持ち時間に左右されること。
高容量の機種もありますが、その分値段も高くなってしまいます。
全部揃えるとなると、エンジン式と同じぐらいの価格になってしまう可能性があります。
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エンジン式(ガソリン・混合油が燃料)
【良い点】ガソリンや混合油などを燃料として稼働するタイプ。
パワーで選ぶなら一番です。短時間で刈り取る量も多く、作業効率が良いです。
中山間部や田畑、山林などで使える本格的なものを使いたい方におすすめです。
【悪い点】動力を得るには、外部燃料(ガソリン・エンジンオイル・混合油など)を追加する必要があるため、
維持費がかかってきます。また、使用後には簡単なメンテナンスが必要です。
機械いじりが好きな方でないと不具合に遭遇した際、修理費などがかかってきます。
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排気量で選ぶ
20cc(非常に軽くて取り扱いが楽)
非常に軽く女性でも簡単に使えます。パワーは弱め。長時間は作業できません。
庭に生えている、比較的に柔らかい草を刈るといった用途にしか使えません。
広範囲を一気に刈ってしまう作業には不適です。
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23cc(軽く、持ち運びにも便利で扱いやすい)
20ccに比べると少し重く、女性でも簡単に使えます。パワーは弱め。
家の庭や、比較的に柔らかい草なら刈ることができますが、硬い草や太い草は不適。
広範囲を一気に刈ってしまう作業にはこちらも不適です。
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26cc(パワフルで、広範囲の作業に適する)
女性が扱うには重さが辛いと思います。
パワフルなタイプ。硬い草や太い草なども効率的かつ広範囲刈ることができます。
農業をしている方や、山間部に住んでいる方の庭に適します。
広範囲を一気に刈ってしまう作業に適しています。長時間使用も可。
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30cc(山林や中山間地帯で活躍)
女性が扱うには重さがかなり辛いと思います。重量はかなり重め。
非常にパワーの強いタイプで。山林などで使われるプロ仕様。
硬い草や太い草、さらには笹や竹まで切ることができます。山の下刈りで活躍。
広範囲を一気に刈ってしまう作業に適しています。長時間使用も可。
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価格で選ぶ
安いものだと2万円からあります。
高いものだとその10倍の20万のものまで。
家庭で使用するものであれば、2万〜5万の間が現実的な価格帯だと思います。
安いものほどすぐ壊れる気がします。
個人的は慣れてきたら、↓↓↓↓↓5万くらいのものを選ぶのがおすすめです。↓↓↓↓↓
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燃料の準備01
燃料(混合油)を作る上で必要なものと準備の方法を書いていきます。
混合油を作るのが面倒だという方は、最初から混合してある既製品を買うのもありです。
ガソリンを用意する
まずは、近くのホームセンターなどでガソリン携行缶を購入しましょう!
ホームセンターがない場合はネットで注文!
購入して使っているのはこちら。
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次にガソリンスタンドに行ってスタッフの方にお願いして入れてもらいましょう。
私の地域では、購入時に名前をかけばOK!(セルフのガソリンスタンドではスタッフに入れてもらいましょう)
いつも5.0L程度購入します。
初めてガソリンを買いに行った際に、農家さんはドラム缶で大量に購入していくので最初は驚きました。
ツーサイクルエンジンオイルを用意する
ガソリンのみで運転すると、エンジンが焼きついてしまい故障してしまいます。
※一部4サイクルの草刈機を除く
エンジンオイルには等級があり、FD、FC、FB(FAグレードは現在廃止)の3つです。
いつもFDを購入しています。
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草刈りをする広さにもよりますが、1Lもあれば1日の作業で十分足りる量だと思います。
混合油を作る容器を用意する
混合計量タンク(混合器)というものを用意します。
混合比(ガソリンとエンジンオイルの比)を簡単に決めて作ることができる容器です。
目盛りがついているので、容器のラベルを確認しながら簡単に作れます。
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混合油を作るのが面倒だという方は、最初から混合してあるものを買っても良いと思います。
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使う量にもよるのですが、価格が少し高いです。
(田舎ぐらしをするなら自分はおすすめしない)

燃料の準備02
混合比を確認する
購入した草刈機の取り扱い説明書にも載っていると思いますが、比率は下記表の通り。
ガソリンの量 | 50:1 (FD・FC) | 25:1 (FB) |
1L | 20ml | 40ml |
5L | 100ml | 200ml |
今回、FD等級のエンジンオイルを購入したので
ガソリン1Lあたり20mlのエンジンオイルを使用します。
使う分だけ混合油は作るのをおすすめ(1Lずつ)です。
余っても、1ヶ月持ちません。(腐敗や揮発してしまうため)
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混合油を作る
購入してきたガソリンを使用していきます。
吹きこぼれ防止のために、携行缶の空気抜きつまみを回してから注ぎましょう。
混合計量タンク(混合器)の容量の大きい箇所のキャップを外します。
1Lの目盛りまで注いでいきましょう。
ガソリンの色はピンク色。
次は、混合計量タンク(混合器)の容量の小さい箇所のキャップを外します。
1Lの目盛りまで注いでいきましょう。
ツーサイクルエンジンオイル(FD等級)の色は青色です。
しっかりと混合比を確認しましょう!
計量タンクに目盛りがあるので、混ぜる前にしっかり目視で確認です。
注ぎ口のキャップを全てしっかりと閉めて、混合計量タンクを傾けて混ぜていきます。
色が混ざってきたら完了です。
強く振り回さなくても、結構容易に混ざります。
刃を取り付け・交換する
草を刈る場所によっては、刃の交換をしなくてはいけません。
特に、コンクリートブロックやブロック塀の際を切る際は注意!
金属の刃を使用すると、火花が散ったりキックバックが怖いです。
今回は取り付けと刃の付け替えを兼ねて準備の様子を書いていきたいと思います。
まずは、草刈機を安定した場所に置いて取り付け部のナットを緩めていきます。
こちらは分解した後のギアケースの中身。
チップソーの場合もナイロンカッターの場合も両方使用する部品です。
付属品(刃受け金具)と一緒に取り付けていきます。(工具不要)
青い部分がナイロンカッターに取り替えたものです。(工具不要)
最後にナットを締めて完了です。(工具:ナットサイズM8用)
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これで作業準備が整いました。
次は、実際に草刈りをする際の記事を書いていきたいと思っています。
お楽しみ!
まとめ
- 草刈りをする環境に応じて、自分にあった草払機を選ぼう!
- 田舎暮らしならエンジン式を選ぼう!
- 混合油は自分で作ろう!
- 草を刈る場所に応じて刃を変えよう!
- 刃を取り付け・取り替えできるようになろう!

(2022/04/26)
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