こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
私たち夫婦は豊後大野市のジオガイドの資格の認定を受けており、旅行企画・実施 ツーリズム豊後大野さんを通してガイド業をさせていただいています。
豊後大野市には、ジオサイトと呼ばれる地質が作り出した面白い観光スポットがあり、現在登録されているスポットは23箇所(2022/04/16時点)あります。
そのジオサイトの魅力を知って、実際に足を運んでくださいね!
滞迫峡ってどんな渓谷?
滞迫峡(たいざこきょう)とは、大野川の支流に当たる奥岳川にある渓谷です。
9万年前に阿蘇山の火山が4回目の大きな噴火をした際に、火砕流で覆い尽くされました。
やがて冷えて固まった「溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)」が川の水で削られて渓谷ができました。
その歳月9万年!!!
長い年月をかけて、深い谷間ができました。
水はかなり透き通っていて、川底を眺めているだけで癒されます!
写真では見えませんが、ヤマメ(アマゴ)の稚魚がたくさん泳いでいました!
この地域では、ヤマメのことを「アマゴ」と呼ぶそうです。
写真を撮りに行った日には、ミヤマカワトンボもたくさん飛んでいました!
どこにあるの?
道の駅原尻の滝がある県道7号線をひたすら宮崎県の山手の方に進んで行きます!
場所はここ!
駐車場も完備されており、滞迫峡の看板があるところが入渓のめじるしです。
階段が急な箇所もあるので、気をつけて下りましょう!
渓谷のでき方は高千穂峡と同じ?
滞迫峡には、絶壁が切り立っていますが、
その高さ70m。
縦に長いひび割れが入っていますが、この壁のひび割れのことを
「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼びます。
縦に長く入った柱状の岩が倒れるように崩れるため、このような不思議な形になっているんです。
下の写真(高千穂峡)も同じでき方!
実は、宮崎県の高千穂峡の渓谷のでき方と同じなんです!
自然が作り出した景観って不思議ですね!
リバートレッキングで洞窟探検もできる
奥岳川には、江戸時代からすでに確認されている洞窟があります。
火砕流によって、樹木が蒸し焼きになり炭化してできたものです。
写真を見せてしまうとつまらないので、ここでは省略!!
夏には、リバートレッキングでその場所を探検するツアーがあるのでそこに実際に洞窟にいくことができますよ!
川あそびと地質の勉強が両方できるツアーになっています!
滞迫峡リバートレッキング♪ 夏休みジオ探検隊!詳しくはこちら!
もっと詳しく知りたい方へ
滞迫峡は、ぜひ実際にご覧になっていただきたいです。
そしてさらに、もっと滞迫峡の事を知りたい方へオススメです!
豊後大野市では「おおいた豊後大野ジオパーク」の自然や歴史、文化に精通したジオパークガイドが分かりやすく案内を行っています。
おおいた豊後大野ジオパーク公式サイトはこちら
【お問合せ】
おおいた豊後大野ジオパークガイド事務局 TEL. 080-2708-7809
おおいた豊後大野ジオパーク推進協議会(豊後大野市商工観光課内)TEL. 0974-22-1001
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