こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
DIYで古民家を再生して宿を営むまでの話の一つになるのですが、
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今回は、
空き家を購入してDIYで再生させる前の状態
について紹介したいと思います。2019年の状態です。
やはり、改修前の空き家の状態は写真に写すと綺麗なものではなく、
Instagramなどには、あまり載せていなかったので今回は記録として
その当時の状態を残しておこうと思います。
ちなみにこちらがリノベーション後の様子です!
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リノベーション前、談話スペースや食事をするスペースについては
もともと、
「キッチン」、「和室」、「板間」の3部屋で構成
されていましたが、
それぞれの壁と天井を解体して
3部屋を吹き抜けの広いスペースになっています。
では、キッチン(炊事場)の当時の様子を
ざっくりと振り返っていきたいと思います。
DIYで再生させる前の状態「キッチン」
こちらが入居時点のキッチンです。
なんとも言えない年季の入ったどんよりとした雰囲気でした。
シンクは二つあり、クリナップ製。所々化粧板が剥がれてボロボロに。
しかし、収納スペースには調味料がこぼれてカビていたり
換気扇の耐久年数が20年オーバーしていたりと全体的に古い感じ。
天井は、MDFのような材質でレトロな柄。
床には、クッションフロアが貼られており、掃除がしやすいようにされていました。
お神札がいっぱい!
あと、ちょっと怖かったのが「お神札」。
火事が起こらないようにと「お神札」が貼られたままになっていました。
地域の方に聞くと、開運、厄除、火事にならないように
などの意味合いがあるらしく縁起の良いものだと知りました。
持っていてもしょうがないと感じたので、
※処分は寺院などに持って行きお焚き上げしてもらいました。
キッチンだけでもやることはたくさんあり、
そして家の全体を見渡して、
「これは大掛かりなDIYになりそう。」
と当時は覚悟を決めた瞬間でした。
DIYよりも先に不用品の処分からのスタートでした!
使えるものはいただき、残留物は処分!
「使えるものは使ってね!」
と元大家さんのご好意で、使わなくなった家財をいただきました。
昔は、家で冠婚葬祭をしていたので同じ種類の食器が大量にあり、
宿を始める上で大変助かりました!
掃除用具や洗剤など、使えそうなものもありましたが
古い家電など漏電や火災になりそうなものは処分。
他、使わないものは欲しい人にあげたり大体のものは処分しました。
※不用品の処分は軽トラや軽バンが非常に便利!
田舎暮らしの最強のアイテムです。
古民家をリフォームやDIYでリノベーションを始める方は、
まず最初に取り掛かることかもしれません。
古民家あるある?壁にやたらと釘や張り紙が!
連絡網や、絵や額縁を飾るためにつけた釘や
手すり、リモコンのホルダーなどなど至る所に釘やフックが。
キッチンだけでもこんなにたくさんの釘やフックがついていて、
長年の歴史を感じました。内装用のバールが重宝しました。
システムキッチンの隙間や見えないところの汚れ
お食事中の方はすいません!
これはキッチンの隙間の様子。
最初は、まあまあ綺麗じゃん!
と思っていたのですが、少し引き出してみると、、、
こんな感じで錆や汚れが見えないところに潜んでいました。
シンクを外してみると、、、。
こぼれた水が染みているのかよろしくない状態です。
幸いにも、タイル壁にしてあったので外装のダメージはなさそうです。
古い換気扇と謎の穴
換気扇は古いものの、なんとか動くようです。
中を掃除して使ってみようかなと思ったのですが、
中を開けると長年の油よごれと隙間が大きいのか虫さんが。
しかし、最初の家よりも断然ましか!
と謎のポジティブさが生まれ、掃除することに。
※最終的には処分しました。
謎の穴は天井や壁など至るところに笑
天井を突くと砂やホコリが落ちてきました、、、、。
場所や材質によって隙間を埋める方法を学ばなけれなならないと思いました。
引き戸や建具のガラスが割れていた
引き戸のガラスが割れている箇所が数カ所あり、
チラシとガムテープで応急処置されていました。
一面ガラスの建具は、物を落としたりぶつけてしまったときは
すぐにこうやって割れてしまうのだなと思い、
頻繁に開け閉めをする箇所や子どもが走り回るであろう場所などは
怪我をしないようにガラス戸は場所によっては変える必要があると感じました。
手に触れるところ(スイッチなど)の汚れ
電気をつける時に必ず手で触れるところ、そう。スイッチです。
めちゃくちゃ年季が入っていました。
もはや、スイッチカバーを買ってきて変えた方が良いかも!
と思ったのですが、
この古い規格のスイッチプレート、なんとホームセンターで売っていませんでした笑
JIMBOと書いてあり、調べると「神保電器株式会社」というところが
過去に製造していたもののようです。
※キッチン用の漂白剤を使って高濃度で2日間ほど浸けると綺麗になります。
電気配線が露出しているところがあった
戸棚を開けてみると、なぜかそこには露出した電気配線が。
追加でコンセントを引いたのでしょうか?
電気工事を追加でやっただろう当時の名残がありました。
電気配線はなるべく隠したいところ。
この時感じたのは、どの場所でどんなものを使うのかを決めて
そのためのコンセントの位置や配線なども見直す必要があることでした。
※電気工事の資格所有者でなければできない工事もあるので注意です。
とりあえず、当時のことを思い出しての記録内容です。
※古民家のリノベーションは地域おこし協力隊としての活動ではなく、
仕事が休みの日に行っていたものです。
地域おこし協力隊の時に任期後のことを考えると、
こういった
暮らしの根本になる住まいを改修して整えること
これも協力隊の活動として認めてもらえれば定住につながりやすいのでは?
と当時は思っていたものです。
(2022/12/04)
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