こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回は、DIYで家に侵入してくる害獣(イタチやハクビシンなど)を
侵入させないように対策した様子を記録に残しておきます。ちなみに、材料は市販のホームセンターで手に入るものです。
写真:対策後の様子
対策後3年目に入りますが、
一度も害獣が侵入したことはありません。
なお、DIYでの侵入防止対策なので自己責任でやってみてくださいね!
きっかけは夜中の足音。害獣はどこから侵入?
対策をしたのは、遡ること宿を開業するために古民家リノベーションをスタートした初期の話。
関連記事▶︎【宿のこと】2022年も終わり!朝山家のDIYでの宿作り記録
コツコツと古民家を自分で改修しながら住んでいました。
床はまだ張り終えていない場所があったり、天井裏にロフトを作っている最中。
自然の多い里山では、日常的に様々な動物と共生する暮らしは当たり前。
いずれ動物がくるかなと覚悟はしていたのですが、
それは突然きました。
寝静まった静かな家の中で廊下と天井から
タタタタタタ!と動物の足音がして、
はっ!!と目覚めました。
家の中に何かいるぞ?!
夫婦2人でプチパニック。
深夜の里山の我が家は、
遠くのふくろうが鳴く声すら聞こえるシーンとした静かな場所。
何かが家の中に侵入してきたようで、初めての経験に心底ビビりました。
写真:雨の日で土足で侵入してきたのでくっきり足跡が
次の日の寝不足の朝、
どこから入ってきたのだろう?
と家の周りをくまなく見て足跡を辿っていくと、
家の基礎のブロックと屋根裏に原因があることがわかりました。
ちなみに室内の床は一部分だけ張っていない状態でした。
関連記事▶︎【宿のこと】2022年も終わり!朝山家のDIYでの宿作り記録
今回は、床下の対策を記録していくので
屋根裏の害獣の侵入対策についてはまた別の記事にて紹介したいと思います。
写真:家の中から追い出すべく罠をかけるも愛猫が捕まる様子(2021/1/27)
床下の通気を妨げない方法で金網を取り付ける
害獣の中でも、イタチはトップクラスに侵入を防ぐのに難しい生き物。
なぜかというと、
わずか3センチ(500円玉くらい)の隙間からでも家の中に侵入できてしまいます。
ちなみに、家の基礎のブロックの隙間は最大約10センチ。
イタチが入れなかったら他の害獣も入ってこれまい!
それなら隙間という隙間を完全に埋めて、
動物や虫が入らないように塞いじゃえばいいじゃん!
と思ったあなた。
それは大きな間違いです。
なぜかというと、状況にもよりますが古民家の場合は
一般住宅の高気密・断熱の家と違います。
床下の換気口を塞いでしまうと、風が通らなくなり湿気が溜まってしまい
床下の環境が悪くなってしまうからです。
害獣の代わりに、乾燥に弱いシロアリが来てしまう可能性もあります。
ちなみに、室内の床下の湿気対策をした際の方法と記録を記事にしたので、
こちらも興味があれば読んでみてください。
関連記事▶︎【DIY】土間打ち不要の湿気対策!布基礎の床下環境を整える!
つまり大事なのは、
家の通気を妨げない方法でかつ動物が入らないようにすることです。
今回は、近くのホームセンターで手に入る市販のものを使って、
を張った手順を振り返って記録していきます。
DIYでやる場合は怪我に気をつけて、自己責任でやってみてくださいね!
金網を取り付けるにあたって準備した道具・材料
準備した道具は、下記の道具や材料です。
他にもあったら便利だなと思うものがあったら各自で用意してみてくださいね。
要するに今回の場合は
- コンクリートに穴を開ける
- 金網を切る
- コンクリートビスを打ち込む
この3つができれば良いわけです。
※インパクトドライバーってなに?って思ったあなたはdiyはやめておいた方がよいかも。
今回使った道具
- インパクトドライバー18V(マキタ )
- ドリルビット(コンクリート石材用)
- ワッシャー(コンクリートビスの頭より小さな直径のもの)
- インパクト用ビット(コンクリートビスのサイズ)
- 金属用の金網カッター(波板カットでも可)
- 作業用ゴム手袋
今回使った材料
- 亜鉛引折網 #23×8 メッシュ 45cm巾(コメリ)
- コンクリートビス(プラグ不要のもの)※下穴サイズを確認
- プラスティックの細い棒(下穴用)
【手順01】コンクリートに下穴を開ける
コンクリートに金網を張るにはビスはそのまま打てず、
まずは下穴を開けなければなりません。
木材にビスを固定したことはあっても、
コンクリートにビスを打ったことがある方は少ないのかな?と思います。
プロの方や、建設現場で働かれている方は「ハンマードリル」などを使うかもしれませんが
今回はDIYなので、ホームセンターにあるもので作業するので専門道具は使いません。
こんなやつです。
穴をあける作業の為だけに高価な電動工具を購入するなんてもったいない!
代わりに使うのが、
インパクトドライバーのビットを、交換する手軽さで使える「ユニカ充電マルチドリルビット RJタイプ」です。
六角ビットになっているので取り付けも取り替えも簡単!
コンクリートビスの下穴には3.2または3.4mmのドリルを使用します。
※打ち込むコンクリートビスの箱に下穴のサイズが書いてあると思います。
ビットをインパクトドライバーにセットするだけ。
穴を開けるのは、深すぎるくらいがちょうどよかったです。
(14Vのインパクトだと時間がかかるかも)
逆に、浅すぎるとビスが入らないのでだめ。
まっすぐとドリルビットを入れると良いです。
どうしても穴があかない場合は、
少し穴を開ける位置をずらしてみるとうまくいく時があります。
【手順02】金網をカットする
この作業が一番怪我をする可能性がある作業です。
切った後の金網の断面に触れてしまうと、
指にプスッと刺さってしまう可能性があるのでゴム製の手袋をつけておけばいくらか安心。
今回は、波板をカットする用のハサミがあったので代用しましたが、
グラインダーで一気に切るもよし、ニッパーでチマチマ切るもよし。
とりあえず切れればよしとします。
亜鉛のメッキ加工された金網なら、サビもこないだろうし長くもつだろうという理由で
今回、亜鉛引折網にしました。
※購入前にあらかじめ必要な数量(長さや幅)などを測っておけば、
少量なら購入する際にカットしてくれるかもしれません。
筆者の場合は、45×20センチの寸法(余白部分2〜3センチぐらい)でカットしました。
【手順03】ワッシャーとコンクリートビスで金網の取り付け
コンクリートビスは昔の大工さんとかに聞くと、
「青ビスやろ?」なんて答えてくれることもあります。
今回は、屋外なのでラスパート処理の耐食性の高いビスを使います。
金網をコンクリートビスで取り付けようと思い、
ビスの頭が広いコンクリートビスを探しました。
しかし!
田舎のホームセンターにそんな需要の少なそうなものは売っておらず。
どうしようかな?としばらく考えたのち、
金網とビスの間にワッシャーを付ければ固定できるか!
と閃きました。
固定した際はこんな感じ!
ということで、ワッシャーをビスの間にかまして、
下穴をあけたコンクリートブロックに取り付けました。
作業の注意点
やってみた感想として注意点を5つ紹介したいと思います。
下穴は真っ直ぐにあけよう
コンクリートブロックに対して、直角になるようにするとドリルビットが折れずに済みます。
下穴の深さは?
ビスの長さよりも少し長めにするとうまくいきます。
浅いとビットが飛び出してしまうし、ビスの頭に力がかかってしまうので
ネジ山をなめてしまったり頭が折れる可能性もあります。
ドリルは折れる前提で予備を!
1本は折れる前提で予備をプラス1本用意すれば安心。
DIYに自信がない方はさらに2本あれば安心ですね!
作業中に買い足しに行ったり再度注文するのは面倒です。
下穴があかない場合は場所を変えてみよう
コンクリートに穴をあける際に、どうしてもある一定の深さまで行った時に、
それ以上穴があかない時がありました。
下穴の内部を見てみると、石のようなものに当たっているよう。
そんな場合は、その位置に穴をあけるのを諦めて位置をずらしてやり直すとうまくいきます。
下穴が大きくビスが効かないとき
コンクリートの面に対して垂直に穴をあけれていれば良いのですが、
たまに斜めに入ったりして下穴のサイズが大きくなりすぎる場合があります。
そうなってくると、ビスが打てずにスカスカに。
解決法は、下穴に何か詰めること。プラグの代わりになるものです。
ゴムや樹脂製の細長いものを詰めてからビスを打つとしっかりビスが固定できます。
※そこらへんに落ちているものでなんとかなります。探してみましょう。
まとめ
ホームセンターなどの市販のものを使って、安く簡単に対策する方法を紹介しました。
金網をコンクリートブロックに取り付ける方法は、
他にもたくさんあるかと思いますが、この方法なら手軽でかつ安価にDIY出来ると思います。
家の基礎部分にある隙間を埋めて、
害獣の侵入対策をしたいという方は安全に気をつけてやってみてくださいね!
(2021/02/15の出来事の記録)
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