こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回は、「緒方川と緒方盆地の農村景観」が、国の重要文化的景観に選定(令和5年3月20日選定)されたことを記念するシンポジウムが12月10日(日)緒方公民館ホールで開催されました。その景観を生かした宿でもある「朝山家」の取り組みを妻がお話させていただく機会をありがたいことにいただいたのでその記録です。
写真:イベントフライヤー
大分県内の重要文化的景観は4ヶ所
そもそも「文化的景観」ってなんだろう?と思いませんか?
重要文化的景観一覧【都道府県毎選定年順】文部科学省告示第47号
文化財保護法には、
「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で、我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」
と規定され、そこに住む人々が作り上げてきた景観も文化財の一部として位置づけられています。
国は、市町村等により保護が図られたもののうち、特に重要なものを「重要文化的景観」として選定しており。大分県内では4ヶ所が選定されています。
- 別府の湯けむり・温泉景観(別府市)
- 田染荘小崎の農村景観(豊後高田市)
- 瀬戸内海姫島の海村景観(姫島村)
- 小鹿田焼の里(日田市)
国の重要文化的な景観に選ばれたことはすごいことですね!
シンポジウムの内容としては、この景観がある理由など自然と歴史から紐解いていきました。
展示スペース
シンポジウムが開催される会場の入り口には、景観の写真と詳細説明が掲載されていました。
学術的な内容の切り口で景観を考える機会はなかなかないので、
先人たちが作り上げてきたものを再評価する上でも当たり前のことに価値があることに気がつかされました。
地域の取り組みの話
ちょうどこのイベントが開催された時期には、「緒方三社川越し祭り」が終わったタイミング。緒方町原尻区区長が祭りの主催側の話からスタートしました。
対話方式で話が進み、地域おこし協力隊として豊後大野市に来てからのこと、景観を活用した宿をスタートしどんな方々が来たのか。空き家、移住、景観、などの観点からの地域ことを紹介。宿を開くことで地域にどんな影響を与えたのかなどをお話させていただきました。
まずは、豊後大野市の魅力を地域の人が知ること。そして、それを外部の方が伝えることが大切ですね!これからも地域の魅力を発信しながら、ただいまと言っていただけるような宿の運営を頑張っていきたいと思います。
【シンポジウムスケジュール】
- 学習発表「何もない?」一緒に知ろう緒方の魅力!!緒方小学校6年生が自分たちの好きな景観コースを4つを紹介。
- 「緒方川と緒方盆地の農村景観」シンボルマーク発表 緒方中学校生徒
- 特別講演1 「重要文化的景観に至る道程」別府大学文学部特任教授(前・別府大学学長)飯沼 賢司先生
- 特別講演2 「水と大地が織りなす緒方盆地の農村景観~地形と地質と水のハーモニー~」京都大学名誉教授 竹村 惠二先生
- パネルディスカッションファシリテーター 豊後大野市関係人口交流拠点施設cocomio 木藤 亮太氏
パネリスト ○飯沼 賢司先生○竹村 惠二先生○緒方町原尻区区長 後藤 恒雄氏
○民宿「朝山家~あさやけ~」代表 日淺 紗矢香氏(緒方町軸丸南区)豊後大野市HPより引用
(2023/12/16の出来事)
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