こんにちは!朝山家の紗矢香(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
家の前にある田んぼから、
何かモクモクと煙が上がっている…
ドキドキしながら覗いてみると
こ、これは一体なんだろう…?
謎の炊きものの出現に、驚いてしまいました。
ここは隣のじいちゃんの田んぼ。
しばらくして、家から出てきたじいちゃんに何を炊いているのか尋ねてみると…
「これは木炭を作っとるんじゃ」
そう、目を細めるじいちゃん。
も、木炭!?
はじめて見る炭の作り方に、驚きと好奇心いっぱいになりました!
どうやら、もみ殻を被せて
木を高温で燃やし続けることで
約2日間で完成するとのこと!
もみ殻が燃え切ったことを確認すると、
一気に水をかけて消火。
燃えかすの中から、炭となった木炭を取り出します。
燃やす木は決まって樫(かし)の木。
炭にしやすく、持ちが良いとのこと。
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そもそも、なぜじいちゃんはこの時期(4月)に田んぼの上で炭を作るのか?
それは、実はじいちゃんの家には
エアコン、ストーブ、電子レンジなど
電化製品が一切なく
寒い冬に暖をとるために
掘りごたつの中に入れる炭は欠かせないからです。
また、耕す前の田んぼにとっても、灰は大切な栄養源。
土の栄養価を高くする効果(土壌改良)があるので、一石二鳥なのです。
じいちゃんの炭づくり。
とても理にかなっているし、お金もあまりかからない。
20年以上この方法で炭を作っているとのことで、
自己流だそう。
御年86歳のおじいちゃんですが、
とてもかっこよく輝いて見えて、尊敬の念が高まります。
生きる術を身につけている集落のじいちゃんばあちゃん達。
その知恵を学ぶ貴重な機会をこれからも大切にしていきたい、
そう改めて思ったのでした。
(2022/04/07)の出来事
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