こんにちは!朝山家の聡士です。
今回は、DIYでリーズナブルに薪ストーブを設置するための『薪ストーブの選定方法』を実体験を交えながら紹介させていただきます!
私たちには予算があまりなかったので、もっとお金が貯まったら良いものを買おうと言うことでホームセンターで購入できるリーズナブルな薪ストーブを実験的に導入しましょうということに決まりました。
将来はこんなストーブで、火を眺めるのが夢です。
薪ストーブDIY計画は、小さな失敗もありましたが
結果的には大成功でした!
田舎暮らしでやっぱり火のある暮らしは誰しも一度は夢見ること。
私たちは日中仕事で、夕方にしか時間を作ることができなかったため、真冬の氷点下の中バタバタと設置することになり結構大変でした。皆さんは、来年の冬に向けて前もって準備するのが良いと思います。
この記事は、薪ストーブ初心者や、DIYで設置を考えている方に向けて役に立つ記事になっているかと思います。
個人的なレビューですので、参考までに。
それでは行ってみましょう!!
目次
部屋の広さで選ぶ
私たちの生活スペースは3つの部屋の壁を打ち抜いて1つ部屋にしたので、単純計算で3部屋分の広さ。
広さは36.5m^2(20畳)
単純に36.5m^2(20畳)用の薪ストーブを選べば良いという安易な考えで設計をはじめたのでした。
しかし、後のほうになってそれは間違いだと言うことに気がつくのです。
天井の高さは落とし穴
最初は単純に部屋の広さだけで選んだのですが、うちの場合天井を吹き抜けにしていることをすっかり忘れていたのです。
盲点。天井の空間を合わせると、2倍の広さの暖房能力が必要。
幸いなことに、余裕を持って標準仕様の約1.5倍程度の暖房能力がある薪ストーブを選定していたので大きな失敗には至りませんでしたが
広さで選ぶのではなく、空間の体積も考えると失敗はしないと身をもって実感しました。
古民家であれば、暖房能力の2倍ぐらいが良いと思っています。
予算に応じて選ぶ
私たちは、20代!そこまで予算がありません。
たくさんの時間をかけて下記の薪ストーブにたどり着きました。
今回検討したのが、この4つのストーブ!
コメリ 薪ストーブ:tbi-605a
価格:29,800円(税込)
ホンマ 鋳物薪ストーブ HTC-50TX
価格:89,800円(税込)
ホンマ製作所鋳物製薪ストーブ(だるまストーブ)DM-700TX
価格:59,800円(税込)
ホンマ製作所薪ストーブ(時計型ストーブ) 窓付き時計1型ストーブ AF-60
価格:6,480円(税込)
これなら予算内に合いそう!!探せばあるんですね〜コスパの良い薪ストーブ!
私たちは、コメリの605Aに決めましたが、他にも選び方があるので参考にしてみてください。
インテリアに合うデザインで選ぶ
うちの場合は、和モダンな空間を目指していたので洋風や北欧風なデザインが良いと決めていました。
古民家で土間のような場所があれば、昭和レトロな時計ストーブやダルマストーブも良いですね。
デザインについては、色や形も様々です。
こればっかりは個人の好みやセンスとしか言いようがないので『これ素敵だな』と思うデザインを選んでみると良いかもしれません。
使いかたで選ぶ
薪ストーブを実用として長く使いたいという思いが一番です!
アウトドアが好きな人はなおさらよいと思います!
好きじゃないと、めんどくさくなって石油ファンヒーターやエアコンに逃げます。
だって便利なんだもの。文明の力は偉大です。
料理ができる
暖房器具としてではなく、シチューなど煮込み料理もしたいと憧れがあったのでお湯を沸かすだけではなく調理器具としての用途も持ちあわせるものが良いと決まりました。
薪ストーブ設置後は、焼き芋を焼いたりシチューなどダッチオーブンで煮込み料理をしたり。
冬は自家栽培の大根でおでんを作ったりして冬の暮らしを楽しんでいます!
熱源のみとして暖房器具として選ぶ
材質によっては、温まるまでのスピードが変わってきます。
すぐに熱源を取り出したいという場合は(鉄)の材質のもの
を選ぶと良いでしょう。災害時にも大活躍間違いなし!
薪の大きさで選ぶ
これは使っている私たちがいうので間違いないです。
絶対40cm以上のものが入ると良いです。
理由は後ほど記載します。
小さい薪しか入れることができないと頻繁に薪をくべる必要が出てくるのと、薪割りする上で小さく切るのが面倒です。
オススメはできるだけ長い薪を入れることができる薪ストーブを選ぶことをオススメします。
私たちの選んだコメリの薪ストーブtbi-605aは、30センチ…。
しかし!!斜めに薪を入れると40センチいけます笑
30cmしか入らない薪ストーブは、40cmが入る薪ストーブの42%しか薪が入りません。
半分以下のスペースだということです。
それは、薪をくべる頻度にも関係してきます。
うちが選んだ605aは少し薪のお世話が忙しいです笑
ブランドで選ぶ
メーカー品だと、耐熱ガラスが割れてしまったときや消耗品、部品交換ができるのがメリットです。
私たちは、低コストがメインで、暖房効率とデザインと調理性を求めたので
ハイブランドのバーモンドキャスティングやダッチウエストなどの高級ブランドは度外視しました。
webで調べてみると、80万オーバー!!!
海外製の薪ストーブはやはり!た、高い。
金持ちはうらやましい限りです。
薪ストーブの性能で選ぶ
燃焼効率
空気の取り込み口が複数あると、燃焼をコントロールすることができます。
当たり前ですが、空気の取り込み口をたくさん開くとガンガン燃えます。
二次燃焼と言って、薪ストーブの背面に空気孔があるものは排気煤煙をも燃やして
クリーンな煙を排出することができます。(605Aの場合)
写真からもわかると思いますが、なんと3箇所も空気が取り込める仕組みになっています。
これはすごい!!
材質について
薪ストーブの材質には鉄、鋳物、石などがあります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、これが一番!とうことはできません。
鉄製のストーブは、すぐにあったまるし表面温度がすぐに上がります。
鋳物・石のストーブは、じんわりと温まりますが、表面温度が上がるまでに時間がかかります。
実用的なものが良いのであれば、鉄を選択するのも良いかもしれません。
ちなみに、サウナのストーブは鉄製のものが多いです。(水をかけるため)
鋳物は水をかけたりすると、温度の急激な変化で割れてしまうことがあります。
まとめ
私たちの場合は、価格、デザイン、機能などで総合的に選んだ結果コメリの鋳物の薪ストーブ(605A)に決定しました。
自分で組み立てる必要がありますが、施工方法の取説や煙突などの備品がすぐに取り寄せられるので、これにしました。
※参考、最初に検討した4つの中でのランキングです。
- 価格で選ぶなら:時計ストーブ→コメリ鋳物薪ストーブ→ダルマストーブ→ホンマ鋳物薪ストーブ
- デザインで選ぶなら:好み
- 用途で選ぶなら:時計ストーブ→ダルマストーブ→ホンマ鋳物薪ストーブ→コメリ鋳物薪ストーブ
- 機能で選ぶなら:605Aの鋳物のストーブ→ホンマ鋳物薪ストーブ→ダルマストーブ→時計ストーブ
他にも、たくさん条件はあるかと思いますが、それぞれの条件に合わせて薪ストーブライフを検討してみてくださいね!
全ての田舎暮らしを楽しむひとの手助けになることを願って。
(2022/04/14)