こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の集落から発信しています。
今回は、「朝山家」のある緒方町から車で約1時間の場所にある
大分県豊後大野市犬飼町黒松地区「水の元」に行ってきました。
弘法大師の伝説が言い伝えられている、少しマニアックな観光スポットです。
弘法大師とは、四国の有名なお遍路めぐり、「四国八十八ヶ所霊場」を開創したことでも有名ですが、
温泉や湧き水を見つける霊力があったと言い伝えられています。
ちなみに、googleMAPには場所の記載がないので、「三ノ岳公園」を目指していくと良いと思います。
場所はこちら!
所在地:〒879-7313 大分県豊後大野市犬飼町黒松
犬飼町黒松地区「水の元」までの道のり
「水の元」までのアクセス方法は様々あるのですが、
今回は、中土師犬飼線という県道632号線を通って向かいました。
写真:「三ノ岳公園」看板と「神宿橋バス停」
「リファイン大分」というシーツなどのリネンクリーニング店を過ぎ、
左手には、「柴北川」という川が流れており綺麗な川に和みます。(柴北川のことを綴っている方のブログ)
そして、地元で伝わる郷土料理を加工品にしている会社「株式会社成美」を通り過ぎます。
田園風景が続く風景に、どこか癒されます。
しばらく進むと、「天満社」という神社の手前に看板があります。
写真:最初の入り口
看板には、
閉鎖中、三ノ岳なかよしパークは閉鎖しています。
管理棟などの建物は、令和3年度に解体する予定です。豊後大野市長
と書いてありました。
看板とgoogleMAPを頼りにどんどん山道へ!
ヘアピンカーブが続く山道をグングン登っていきます。
ふもと付近は、道路が綺麗に整備されていて通行しやすかったのですが
どんどん進んでいくと、そうでもないと気づかされます。
交通量が少ないのか道が悪い
写真:二車線道路なのに、1.5車線になっている様子
秋なので、落葉や木の枝がたくさん落ちており、ひどいところだと道路を全部塞いでいる状態でした。
舗装されているだけまだましだと思いました。
写真:木漏れ日が神秘的な林道
どんどん進んでいくと、道が狭くなってきて軽トラや四駆の車ではないと
走行が厳しいのかなとも思いました。
パンクに気をつけないとヤバイかも
写真:道の法面が崩れて落石がある様子
写真:道の法面が崩れて土砂がある様子
写真:角ばった石や木の枝が倒れていた様子
台風の影響があったのか、所々道が悪い箇所がありました。
【関連記事:【田舎暮らし】朝山家の台風14号「ナンマドル」の被害について】
全然通れないわけではなく、林道の走行に慣れている方や
パンクした際に自分で応急処置ができる方だと全然通れます。
道中に看板がたくさんある
写真:ふもとに近い場所にある行政看板
写真:目的地までの距離が書いてある看板
写真:目的地までの距離が書いてある看板
目的地までたくさん看板があり迷うことはないと思いますが、
強いて言えば目的地の近くになるとナビが終了してしまい、分かれ道の分岐の3つの道に、
「どの道に行けばいいの?!」
となるので気をつけてください。
目印は赤い鉄塔
ナビが終了してしまっても、分岐の道に赤い鉄塔があるので目印になると思います。
間違って、道をいき過ぎてもUターンできるスペースがあるので山道をバックで走行して
きた道をもどるようなことはないです。
「三ノ岳公園」に車を駐車
「水の元」には、駐車場はないです。
車通りがほぼないので、路駐するのもいいかもしれませんが
すぐ上がったところに「三ノ岳公園」があり、
駐車スペースがあるのでそこに車をとめて歩いていきましょう。
ベンチが二つあってとっても景色が良いです。
ちなみに水道の蛇口はあるのですが水は使えません。
晴れていれば、犬飼町と大分市の臨海工業地帯が見渡せるので
ここを目的地にしてピクニックをするのも良いかも。
【関連記事:【豊後大野市】田舎の懐かしい味!朝地町にある「おかずの店丸ちゃん」で手作り弁当!】
写真:公園内の色あせた看板
車をとめて歩いてすぐ到着!
駐車した公園から分岐の赤い鉄塔の方へ歩いていくとすぐ「水の元」があります。
巨木に梯子のようなものがかかっているような見た目です。
御神木が倒れないように大きな支柱が立っていました。
こんな頑丈な支柱を見たのは生まれて初めてです。
写真:「水の元」外観の様子
写真:水源の左手にある仏像
写真:水源の左手にある仏像
石碑に弘法大師の伝説が刻まれている
写真:犬飼町黒松地区に伝わる弘法大師の伝説
何が書いてあるかというと、要約すると
↓
②喉が渇いてた弘法大師が「水が飲みたい」と村民にお願いをした
↓
③村民は谷まで下りていき竹の筒に一杯の水を苦労して持って上がり水を差しだす
↓
④弘法大師は、「この地に水がないのは不便だからお礼に水を出そう」と言い出す
↓
⑤弘法大師が地面を2、3回地面を叩くと山の上なのに不思議と水が湧くようになる
↓
⑥その後、現在まで水が絶えることはなかった。
最初から自分で水を湧かせばよくね?笑
「弘法大師」によって湧き出た水のある場所が写真の木の根本の場所です。
写真:水源の横に祀られている「弘法大師」の銅像
杉の巨木の根本に湧き水
あれ?水の音が全くしない。
水源の手前には、水をためる石でできた水槽のようなものがあったのですが、
水はありませんでした。
なんでだろう?水道管が壊れているからなのかな?
と思い、水源である木の根本を覗き込むと、
伝説は終わってしまったのか?
美味しい湧き水が飲めるぞ!と思い、水源をみてみると
あれ?残念ながら水が全くない。
これから冬にかけて山は渇水期になるのでその影響でしょうか?
「弘法大師」にまたこの地にきてもらって水を出してもらいたいところです。
地元の方がお供えしたのか、御供物の御神酒と塩が盛られていました。
地方の高齢化や経済の衰退をこの枯れた水源と重ね合わさって考えてしまい、
なんとも言えない気持ちになったのでした。
おわり。
(2022/11/10)
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