こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。
初盆参りも終わり今年の夏は、
朝山家に泊まりにきてくださるお客さんも多く
ありがたいことに忙しい日々を過ごしています。
今回は、仕事の合間をぬって、九州オルレの奥豊後コースにも指定されている「用作公園」に
「キツネノカミソリ」を見に行ってきました!
所在地:〒879-6213 大分県豊後大野市朝地町上尾塚3914

今回の目的は、ちょっと珍しい花「キツネノカミソリ」を見ることです。
お盆を告げる花といえば、「彼岸花」を連想させるかもしれませんが
実は、キツネノカミソリもお盆を告げる花の一つです。
キツネノカミソリ とは?
キツネノカミソリ は、
「キツネノタイマツ」「キツネユリ」「キツネバナ」という別名があり、
地域によって呼び名や名前が異なります。
なんでキツネノカミソリ という名前がついているのかは、
花の形がカミソリに似ていること、
花の色がキツネの色に似ているから
という由来があるそうです。
他にも、キツネと髪と妖怪による怪現象からなる
日本古来の伝承や、言い伝えも非常に面白いストーリーがあるようです。
キツネノカミソリは毒性がある
綺麗だからといって、触ったり持って帰ろうとするのはNG。
全ての部位に毒があります。花も葉も茎も全部毒です。
触るとかぶれる恐れがあります。
彼岸花やスイセンと同じ毒のアルカロイドの「リコリン」を含んでおり、
食べると、嘔吐や下痢、けいれんなど最悪の場合死に至ることも。
特に球根部分には多くの毒成分を含んでいるため注意が必要です。
キツネノカミソリ (狐の剃刀)の花言葉は、その特徴を表す「妖艶」です。
綺麗な花にはなんとやら。
ちなみに、防虫作用があるため豊後大野市の田んぼの畔には各所植えられています。

キツネダンスよりもキツネノカミソリ
世の中はキツネダンスで沸きたっているなか、
私たちは、野球のスタジアムではなく自然を求め
豊後大野市朝地町の「用作公園」に行ってきました!
妻の気分はノリノリです。
道中にこんなものが
カカシでしょうか?
九州オルレのコースに指定されている用作公園の道中には、
韓国語で、
「こんにちは」
「会えて嬉しいです。良い1日を」
「また会いましょう」
と書かれていました!ローカル感満載のなおもてなしですね!

しかし、何も知らずに夜に通ったらちょっと怖そう笑
そんなたわいもない話をしていると用作公園が近くなってきます。
用作公園の駐車場に到着
駐車場に車をとめて、「降り口階段」と書いてある看板を目印に
階段を降りていくとキツネノカミソリが咲いている場所につきます。
夕方で駐車場には誰もおらず、広い公園を独り占めしている感があって贅沢でした。
ちなみに用作公園は、「もみじ祭り」が有名です。
秋の季節には、紅葉狩りをする楽しみ方があります。
用作公園の敷地へ
緩やかな階段を下って行きます。
トレッキングに最適な緩やかな傾斜でした。
公園の池の周りにキツネノカミソリが!
階段を下り着くと、「心字池」と「丹字池」の看板があります。
オルレの象徴とも言えるマーク(カンセ)や、コース中での目印にもなっています。
カンセとは、済州島の原生馬の方言です。
目印の方向に進んでいくと、
池の外周に沿ってたくさんのキツネノカミソリが咲いていました!
夏風になびくキツネノカミソリ
斜面に咲き誇る満開のキツネノカミソリ
花が枯れたものは、若い果実が出来ていました。
キツネノカミソリの種子を見るのは初めて。
良い経験ができました。
ストーリー性もあり、見た目も綺麗な「キツネノカミソリ」。
なんと各県で絶滅危惧種となっている地域もあります。
毒もあるので家に持って帰るなんて持ってのほかです。
楽しむのは見るだけにしておきましょう!
(2022/08/14)
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