こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回の記事は、道の駅きよかわに行った際に見つけた果物「いくり」の話です。
大きさ的に梅の実だとしても表面に艶があるし色も違う。
これはなんだろう?と思って聞いてみると「すもも」の一種のことだそうです。
写真:道の駅清川に7月初旬に果物コーナーに並んでいた「イクリ」
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「いくり」とは九州の方言スモモとの違いは?
写真:赤く熟した「いくり」
筆者は、九州出身(宮崎県)ですがそもそもこのキーワードを、
産まれてこのかた30年間一度も聞いたことがありませんでした。
見た目では、「すもも」と「いくり」。
全く違いがわかりません。
調べてみると、熊本県と長崎県ではすもものことを「いくり」と呼ぶそうです。
大分県でも「イクリ」と呼ぶのですね!勉強になりました。
「いくり」の特徴として、外見と中身が赤身を帯びているスモモを指すとのこと。
そして種子まで赤いんですね!知りませんでした。
ちなみに、スモモは果肉が黄色いものです。
家で作った果実酒はじつは「いくり酒」?!
集落に住むおばあちゃんが、この時期にほれ採れたで!
と嬉しそうに持ってきてくださった果物。
スモモだろうと思っていたのですが、そういえば種子まで赤かったことを思い出しました。
その当時そのまま食べても酸っぱくて、果実酒にしてみよう!
ということでホワイトリカーと氷砂糖で作った果実酒。
実はこちらの方言でいう「イクリ酒」だったのですね笑
ちなみに、そのまま食べたら酸っぱかったりする果物などは果実酒にすると美味しくいただけることが多く、里山の我が家ではたくさんの種類の果実酒が漬け込んであります。

「いくり」は緒方町内にも植えてある?
写真:尊敬してやまない集落のご近所『スミエさん』
いつもいろんなことを教えてくださる、日頃からお世話になっている近所のおばあちゃんに聞くと
昔、減反政策で田んぼを畑にした際にいろんな実のなる木を植えたんじゃ。
と教えてくださいました。(手に持っているのは、自分の山で採れたザクロ。)
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豊後大野市では清川町だけではなく、緒方町でも「イクリ」は見かけることができるのだなと果物を通して様々なことを知るきっかけになりました。
熊本県や長崎県だけではなく大分県の一部地方の方言であることはちょっとした発見です。
おわり。
(2023/08/10)
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