こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
私たち夫婦は豊後大野市のジオガイドの資格の認定を受けており、旅行企画・実施 ツーリズム豊後大野さんを通してガイド業をさせていただいています。
豊後大野市には、ジオサイトと呼ばれる地質が作り出した面白い観光スポットがあり、現在登録されているスポットは23箇所(2022/04/16時点)あります。
そのジオサイトの魅力を知って、実際に足を運んでくださいね!
出会橋・轟橋(であいばし・とどろばし)とは
歴史遺産のような橋です。
作られた歴史は後ほど書きますが、驚くことばかり。
歴史を調べると、先人の橋を渡したいと言う思いにはびっくりさせられました。
橋は大正13年(1924年)に轟、平石地区の先人が奥岳川を渡るためにかけられました。
大正11年に豊肥線鉄道(今のJR九州清川駅)が開業したことで作られた歴史があります。
写真はイメージです。
アーチ幅ってどこのこと?
アーチ幅って言われてもどこのことだろうって思いますよね?
わかりやすく言うと、
「アーチの曲線がはじまるところと終わるところ」。
轟橋のアーチ幅(径間:けいかん)は32.1mで日本一!
出会橋アーチ幅(径間:けいかん)は29.3mで日本二の長さです。
ネットのない時代に、石を使って自分で橋を作ろうと思ったらできますか?
これは、実際に自分の目で見たら感動すると思います。
ぜひとも足を運んで欲しいスポットです。
作った歴史など、合わせて知っておくとさらに楽しいですよ!
どこにあるの?
場所は、豊後大野市清川町轟・平石というところにあります。
山道でかつ、目標になるようなものが少ないので、私自身も迷うことがあります。
場所はここ。車を止めるところはありますので安心して下さいね!(トイレも整備してあります)
付近に看板もありますよ!
なんのために作ったの?
結論から言うと、
地域住民が川をわたるためと
傾山の周辺の国有林から切り出した木材を運ぶため。
鉄道が通ると言うことで、速やかなインフラ整備が地域の住民から求められたようです。
付近にある崖から石を切り出してくるところからスタートしたようです。
橋付近の方に住んでいた方も石橋作りに携わったみたいです!
出会橋
橋の名前を書いた石が上流と下流にはめ込まれています。
こんな大きな橋を作った時に名前を入れたくなる気持ちもわかります。
上流には「であひばし」
下流には「大正十三年七月成」
と書いてありあります。
作った人が喜ぶと思います。ぜひ見つけて見てくださいね!
轟橋
昔は、木材を運び出すためのトロッコ列車が走っていました。
傾山周辺に広がる国有林から、たくさんの木材を切り出して駅まで運ぶには(当時牧駅)
深い谷間がある川を超えて渡らなければなりません。
出会橋では、低すぎるため鉄道を走らせることができず、営林署が昭和9年(1934年)に森林鉄道を通すために作りました。
※昭和30年には、森林鉄道は廃止になり橋の両幅を約60cm広げて車が通れるようにしてあります。
現代の交通事情に合わせてあるのですね!
現在は観光スポットになっていますが、
地形による条件不利や困難を昔の人は乗り越えた跡を垣間見ることができる産業遺産のような場所です。
他にも、どのようにして石橋を作ったかや
大分県でここでしか見られない石橋の特徴
などたくさんありますが、その内容はガイドに参加してからのお楽しみ!
もっと詳しく知りたい方へ
出会橋・轟橋は、ぜひ実際にご覧になっていただきたいです。
そしてさらに、もっと出会橋・轟橋の事を知りたい方へオススメです!
豊後大野市では「おおいた豊後大野ジオパーク」の自然や歴史、文化に精通したジオパークガイドが分かりやすく案内を行っています。
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おおいた豊後大野ジオパークガイド事務局 TEL. 080-2708-7809
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