こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
特に誰にも役に立たない「ぼやき」や「ひとりごと」を
徒然なるままに駄文として残すことにしました。
前回の記事:【ひとりごと11】古民家DIYの記録をブログに残しておけばと後悔
こちらに移住してきてから、
自然と野生動物や民族的な価値観に触れることが気のせいか多くなりました。
今回のお話は、「たぬきと人間の死生観」のお話です。
理系畑で4年も長野県で過ごし、エンジニアとして働いた筆者として、
スピリチュアルなことや非科学的なものに対する猜疑心は日常的で、
身に起こったものでしか信用したくない性格は、
どこか天の邪鬼的だと自覚しています。
そんな理屈っぽい性分ですが、
言い伝えやジンクスそして迷信や法則を
体現せざるを得ない里山での経験をした
ので記録を残しておこうと思い、
徐に筆をとったといった感じです。
虫の知らせとたぬきの関係?
たぬきは縁起物と言われており、
夜に車を運転すると里山では出くわす動物のひとつ。
よく、信楽焼の置物を玄関先に飾ると福が来ると言われますが、
それはふっくらとした縁起物のたぬきの置物のはなし。
信楽焼のたぬきの笠は、
災難を避けると言われる太いしっぽ、
何事もしっかりとした終わりを表す
とされていますが、
それに対して「その出来事」が起こる際の野生のたぬきは
八相縁起とは相反する毛の抜けた姿で現れます。
笠も被っていない毛のない野生のたぬき。
なぜかもの悲しい顔をしているようで、こちらを見るなり
ゆっくりと立ち去り何かを伝えているようなのです。
虫の知らせならぬ「たぬきの知らせ」。
毛のないたぬきは、疥癬(かいせん)と呼ばれる
ヒゼンダニによる病気で数週間後には死んでしまうようです。
参考記事▶︎日本皮膚科学会「疥癬(かいせん)」
その虫の知らせは、毛のないたぬきが知らせた?
野生のたぬきが、猫や犬といったキャット、ドッグフードを食べると
自然界ではありえないほどの栄養をとってしまうことになるらしく、
疥癬病にかかってしまう原因の一つらしい。
つまり、疥癬病は人間のせいで引き起こされる病気でもあります。
その毛のないかわいそうなたぬきを見た1週間以内に、
ほぼ必ずなんと人間のお葬式があるのです。
たぬきが人間の死を伝えに来たように思えて、
とても不思議だと毎回感じています。
関連記事▶︎【香典貧乏?】訃報多発。田舎暮らしで覚悟のいるハードな現実〜葬式のしきたり〜
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1回くらいなら気のせいかな?
と思うぐらいでしょうが
さすがに、この出来事が3回も連続で続けば、
あれ?これは死に対しての虫の知らせかな?
と思わざる終えないのです。
自然界にないドッグフードなど人工的な食べ物を生み出し、
毛のないたぬきの病気を生み出してしまっている人間。
自然を切り開き、たぬきの住む環境を奪ったのも人間。
こんな姿にした人間に対して、恨み節に現れるのでしょうか?
たぬきと人の死生観、何か関係があるのでしょうか?
毛のないたぬきを見たら、嫌なジンクスだと勝手に感じる出来事の記録でした。
おわり。
(2023/05/28)
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