こんにちは!朝山家の紗矢香(@HbHlUnRqYkj?bRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
筆者が暮らすのは子どもの少ない田舎の地域ですが、
それでも仕事で大好きな子どもと関わり、癒されている日々です。
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そんな私たち夫婦は、ついに念願の第一子を授かり、この夏に出産を予定しています。
そして先日、妊婦健診の際に産婦人科から「ペリネイタル・ビジット」の案内を受けました。
はじめて聞くワードに、最初は頭がハテナでしたが、
育児を控えた父母にとって大切なものだと知ることができました。
すばり、ペリネイタル・ビジットの意味とは
お産前または産後にかかりつけの小児科を作っておいて、
産後の育児不安を少しでも早く解決しよう という制度です。
参考記事▶︎大分県医師会「ペリネイタル・ビジット」
はじめての出産、はじめての育児。
右も左も分からず不安な中、
かかりつけの小児科があるととても精神的に支えになります。
父母2人で今回制度を利用させてもらい、料金は無料です。
私たち夫婦は、事前に予約した三重町にある「みやわき小児科」へ、
場所はここ。自宅から車で約30分です。
所在地:〒879-7111 大分県豊後大野市三重町赤嶺861
最初に病院内で、問診票のような緑色の紙を記入。
ペリネイタル・ビジットにかかる時間としては、
所要時間は待ち時間も含め1時間弱でした。
この制度で訪れましたが 優しくユーモアあふれる先生が対応してくださり、
ホッとしたのを覚えています。
今回、ペリネイタル・ビジットを通じて学んだことを、
自身の備忘録も兼ねて体験談として記録したいと思います。
母乳についての指導
母乳は、赤ちゃんの免疫力をつける効果があったり、
消化吸収しやすく安全であるなど、良い面が多い一方、
母側が気をつけなければならない点も。
【学んだこと01】ビタミンK欠乏症
ビタミンKは、小松菜、ほうれん草、納豆、わかめ、海苔などに含まれる成分。
大人の場合、和食ならこれらをまとめて摂ることができます。
しかし、赤ちゃんは母乳しか飲めません。
私自身、ビタミンKという言葉はあまり聴き馴染みがなかったのですが、
ビタミンKが不足することで、新生児が頭蓋内出血を起こす可能性がある
ということで、 出生後・産科退院時・最後1ヶ月検診の計3回、
ビタミンK2シロップが与えられるようです。
【学んだこと02】母乳性黄疸
母乳性黄疸とは、赤ちゃんの皮膚や白目の部分が黄色いという状態。
産まれた赤ちゃんは必ず起こるようです。(生後3〜5日目をピークに自然と治っていく)
ただ、赤ちゃんの便が白や黄色であれば、母乳による黄疸が疑われるようです。
参考記事▶︎公益財団法人母子衛生研究会_2か月の子。母乳性黄疸といわれています。 (2021.11)
そして、生後2週間を超えて遷延する黄疸については、小児科に相談をする必要があるそう。
また、母親はバランスのとれた食事をとることが大切とのこと。
赤ちゃんが生まれてからは、なかなか料理をすることは厳しいと予想されるので、
バランスのとれた食事の宅配キットを利用したり、
両親や旦那さんなど、頼れる人にバランスのとれた料理をお願いする必要があると学びました。
【学んだこと03】薬・アルコール・カフェインの母乳移行
授乳中は、必ずお医者さんへの相談の元、
処方された薬だけを服薬することが望ましいとのこと。
アルコールは妊娠中から引き続き避けるべきものですが、
カフェインに関しては大量の摂取は避けつつ、 妊娠中もそうですが、
授乳時期であっても一日一杯程度であれば
母乳への影響は気にする必要はないとの説明を受けました。
私自身、珈琲が大好きなので、 今後も珈琲を飲みたくなったら、
朝の一杯だけ楽しもうと思います。
部屋の温度について
夏は27°C、冬は 20°Cであれば大丈夫なよう。
こちらは特に細かい指導は受けず、
お父さんお母さんが快適だと思う温度・湿度で大丈夫ですよ
という説明をいただきました。
厳密な温度設定をしなくても、
大人が快適に過ごせる温度環境で判断して良いのだと安心しました。
乳幼児突然死症候群(SIDS)について
この乳幼児突然死症候群は、育児本やニュースでよく取り上げられているため、
私自身、恐怖を感じていました。
先生からは特にその原因となる
赤ちゃんのうつぶせ寝(窒息死)とタバコの受動喫煙
に気をつけるように指導いただきました。
厚生労働省▶︎(乳幼児突然死症候群発症率を低くするポイント)(PDF:375KB)
まだ寝返りを自分でうつことのできない赤ちゃんは、
何かの折にうつぶせになってしまったらそのまま静かに窒息してしまうことがあります。
私も「目を離した隙に…」とニュースで何度か聞いたことがあり、
昨年赤ちゃんが生まれた友人も、うつぶせが怖くて寝れなかったと振り返っていて
絶対に防がねば と強く思っています。
タバコに関しては、 たとえ家の外で吸っていたとしても、
洋服についていたりと、赤ちゃんへの害は避けることができません。
乳幼児突然死症候群以外にも、
子どもが喘息を発症してしまうなど様々な影響を及ぼすとのこと。
参考論文▶︎胎児における受動喫煙の影響とその対策
赤ちゃんの命と未来のために、母はもちろんのこと一緒に暮らす家族も
必ず禁煙しなければなりません。
2歳以下はNG!テレビ・ゲーム・スマホの影響
2歳以下にテレビやスマホなどを見せることで、
発達が遅れたり情緒が不安定になる
という結果が小児科学会から報告されているようです。
また、テレビをつけているとその方向ばかり見てしまうため、
赤ちゃんの頭が片方だけ凹んでしまうことも。
赤ちゃんの良い発達のためには、テレビではなく親の日々の語りかけ、
触れ合いが何よりも一番ということです。
かかりつけのお医者さんへ頼ること
今回、ペリネイタル・ビジットで訪れたみやわき小児科のお医者さんは、
いつでも何時でも電話かけていいからね
と連絡先を教えてくださいました。
先生の存在の心強さで、 育児に対する不安がとても軽減されました。
ペリネイタル・ビジットは育児を控えた両親にとって、心の支えとなる制度でした。
今後も、お医者さんへ相談しながら 知識をしっかりつけて、
楽しく育児に臨みたいと思います。
WEB資料はこちら▶︎“はじめてのお母さんへ”-小児科医からの子育てアドバイス- 令和4年改訂版(お医者さん曰くそろそろ令和5年改訂版がでるようです)
(2023/05/30の出来事)
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