はじめまして!
「豊後大野探検隊」のメンバーの本田陽子です。
東京在住で、フリーランスのライターとして活動しています。
豊後大野を初めて訪問したのは、2023年12月初旬のこと。
私は「ゆわえば大分2」という、数か月をかけて大分の地域の課題に取り組み、地域の人々とつながりを作っていくプログラムに参加しました。
「2」というのは、昨年度に続いて今年度が2期目だからです。

そのプログラム参加のために、4人のメンバーが県外から豊後大野に集まりました。
関連記事▶︎『豊後大野探検隊』結成!メンバーやプロジェクトを紹介します!
「豊後大野探検隊」を結成!情報発信で力になりたい
写真:探検隊としてどんな活動がしていくか、滞在中に何度もミーティングを重ねる様子
2泊3日で市内の各地を案内していただきながら、
私の心の中である思いが生まれました。
こんなに豊かな資源を持っている場所とのつながりは、
数ヶ月で終わるものではないぞ、と。
ほかの3人も思いは一緒で、
これから末永く豊後大野との関わりと持ちたいという気持ちから
「豊後大野探検隊」を結成しました!
写真:みんなで作った豊後大野探検隊のメディアアイコン
訪問したときに感じた、
豊かな大地の恵みや、豊後大野に暮らす人々の温かさを、
私たちなりに発信していければと思っています。
写真:宿泊先のcocomio(ココミオ)
今回私たちが拠点にしたのは「関係人口交流拠点施設cocomio」です。
ゲストハウスとコワーキングスペースがあります。

もちろんこの地の魅力は、たった1回の訪問で味わいつくせるものではありません。
4人のメンバーで一致したのは、豊後大野は隠れた魅力の宝庫ということ!
これからもどんどん豊後大野を訪れたり取材したいと思っています。
ワクワクするような探検をしながら、
地元の人ですら気づいていないような面白ネタを届けていきますよ~!
写真:左側で身を乗り出して話しているのが筆者
豊後大野の景観・地質が気になる!
写真:ロッジ清川から見えるカフェパラム
なにげない風景もとても美しく感じられます。
実は、この景色も「ジオパーク」の一部なのです。
ところで、私は世界遺産を専門として執筆活動を行なったり講師を務めています。
また、地域活性化に関心があり、日本各地でそうしたプロジェクトに関わっています。
豊後大野に世界遺産はありませんが、この地の景観にはとても心惹かれるものがありました。
なんといっても九州で唯一、
日本ジオパークとユネスコエコパーク両方に認定されている場所なのです(*_*)
ジオパークやエコパークと聞くと、
そんな名前のテーマパークや公園があるのかな?
と思うかもしれません。
そうではなくて、自然環境や生態系が豊かな広大なエリアを指しています。
簡単にご説明すると、ジオパークは、地球の歴史を学ぶ場所。
ここでは、大昔の地球の出来事や面白い岩や地層を見つけることができます。
いっぽうエコパークは、自然を大切にする場所。
森や川、動物たちの住む場所を守っています。
ここでは、たくさんの自然の中で遊んだり、
自然の大切さを学んだりすることができるのです。
阿蘇の巨大噴火はスゴかった!食の恵みにもつながっている?
なぜ豊後大野でこのような自然環境がみられるのかというと、
それは9万年前の阿蘇の噴火による影響です。
阿蘇は熊本県の山で(ちなみに「阿蘇山」という単体の山はないんです)、
熊本県と大分県は隣り合っています。
直線距離で30km以上離れているのですが、そのときの噴出物は九州の中央部を覆い尽くして、現在の豊後大野まで到達したのです。
九州北部を壊滅させただけでなく、瀬戸内海を越えたというのですから、いかに巨大な噴火だったのかがわかりますね。
その噴火による火山灰は風に乗って遠くまで飛んで、豊後大野の土地にも降り注ぎました。
火山灰には養分やミネラルが豊富に含まれていることから土壌が肥沃になります。
そうして豊後大野はとても肥沃な土壌になったのです。
そんな大地の上で人々が暮らし、おいしい食べ物が育まれました。
豊後大野の豊かさは、大地の恵みということなのですね!
写真:夕食は豊後大野の山の幸や海の幸づくし!(ふたひろのケータリング)
これぞまさに大地の恵み。彩り豊かでおいしい~~!!
原尻の滝は「東洋のナイアガラ」!
豊後大野での滞在中には、絶景スポットの「原尻の滝」にも行きました。
この滝も阿蘇噴火によって生まれたといわれています。
少し弧を描いた幅の広い大地から水が流れ落ちる様は、とても迫力があって「日本の滝100選」にも選ばれているそう。
この感じ、なにかに似ている気がする……。
ナイアガラだ~~!!
そう思って地元の方にお伝えしたところ、少し恥ずかしそうに「『東洋のナイアガラ』と呼ばれているんです」と教えてくれました。
もっと自信持ってください!
写真:解説版によると高さ20m、幅100m。アメリカのナイアガラよりはちょっと(?)小さいけど、滝の流れはなかなか豪快
ここの岩壁は柱状節理になっています。
豊後大野の大地は火砕流が冷えて固まった「溶結凝灰岩」という地質なのですが、
これって縦に割れやすいのです。
川を流れた水流が柱状節理の割れ目にそって侵食して、岩の塊を削り取っているんですね。
滝を間近に見ることのできる位置まで降りて、
メンバー一同、写真や動画を撮ってすっかり童心に帰ってはしゃいでしまいました。
写真:滝が近くてテンションあがるメンバー (たくさん転がってる岩は、滝の水流によって岸壁から崩れたもの)
すぐ近くには道の駅や流しそうめんが食べられるレストラン(流舞(りゅうぶ))もあり、
この一帯で楽しく時間を過ごすことができますよ!

こんな感じで、引き続き「探検隊」として活動していきたいと思います。
東京在住で豊後大野はかなり遠いのですが(^_^;)、
心はいつも豊後大野にひとっとびです!
どうぞこれからもよろしくおねがいいたします。
写真:探検隊メンバーと、メンターの日淺さん、「ゆわえば大分」スタッフのみなさん
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▶︎coming soon…!!
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